料理

自宅で簡単!
うまみが詰まった干物をつくろう

天日干しした干物は、うまみが濃縮され、極上の味に。
手軽にできるイカとサケの干物のつくり方を紹介します。

公開日:2018年12月21日

天日に干すことで、うまみが濃縮され、独特な味と食感が堪能できる“干物”。
一匹丸ごとではなく切り身を使えば、手軽に干物づくりが楽しめます。
また、干物を手づくりすると、自分好みの干物がつくれるのもいいところ。
塩水につける時間を短くすることでうす味にできたり、
柔らかい干物が好きなら干す時間を短くしたりと、アレンジ自在。

干物づくりのポイントと、バジルを使ったイカの干物、
柚子を使ったサケの干物のレシピをご紹介します。
特別な道具はいらず、意外と簡単。
太陽の光と風がおいしくしてくれますよ!

干物づくりのポイント

初めて干物に挑戦するなら、切り身がおすすめ。さばく手間もなく簡単に干物がつくれます。もちろん自分でさばいてもOK。
干す場所は、日当たりのよい庭やベランダで。屋外に干せない場合は、窓辺でも可能ですが、風通しのよいことが重要です。また、気温が高い日はおすすめしません。
干すときは、ざるや乾物づくり専用ネットが便利です。開いた魚なら洗濯用ピンチハンガーにつるしても。
干物を干す時間は、数時間ほど太陽と風にたっぷり当てます。見た目の変化は、表面に軽く膜がはる程度です。

魚を干すときは

・干す時間帯は、6~10時くらい、もしくは14~17時くらい
・皮側を下にして、すき間をあけて並べる
・表面が乾いたら時々裏返す
・干し加減の目安は、指で押して指紋がつくようになってから20分ほど干す

塩水など溶液につける場合

塩加減は好みでよいが、水100mlに対して塩10gがおすすめ。これならつけたあとに水洗いする必要がない。

干物の保存について

干した日に食べるほうがおいしいが、保存する場合はラップに包んで冷蔵庫で2~3日間。冷凍庫なら2週間程度。

イカのバジル風味

淡泊なイカには、コクのあるバジルがよく合います。ゲソは吸盤があるせいか、胴体よりもコクのある味に。スーパーなどでさばいてもらえば、より手軽に干物が楽しめます。

【材料】(2人分)

バジル 5g
20g
カップ1
イカ(さばいたもの) 2はい分

<つくり方>

  1. 1バジル、塩はフードプロセッサーにかける。
    塩がバジルの香りを吸ったら、水でのばす。
  1. 2イカを1に3分間つける。
  1. 32を洗濯用ピンチハンガーで3時間程度干す。
  1. 4軽く焼き目がつくまで強めの中火で焼く。魚焼きグリルの両面焼きなら、3~4分間ぐらいで焼き加減を確認する。片面焼きなら途中で裏返して、5~8分間程度焼く。

メモ

・焼くときは竹串を打つと、イカが丸くなるのを防げる
・タイなどの白身魚やサケでもおいしい

サケのゆず皮風味

ゆずがほんのり香るやさしい味です。魚はサケだけでなく、タイやハマチなどもおすすめ。

【材料】(2人分)

ゆずの皮 6g
20g
カップ1
サケ(切り身) 2切れ
好みで大根おろし、うす口しょうゆ 各適量

【つくり方】

  1. 1ゆずの皮と塩をフードプロセッサーにかける。
    塩がゆずの香りを吸ったら水でのばす。
  1. 2サケの切り身を1に20分間つける。

メモ

切り身が溶液につかりきらない場合、必ず1回は裏返す。また、切り身の表面にラップを掛けるか、紙タオルを掛けておくとよい。

  1. 32のサケは皮側を下にしてざるに置き、時々裏返しながら3時間程度干す。
  1. 43をこんがり焼き目がつくまで強めの中火で焼く。目安は魚焼きグリルの両面焼きなら4~5分間、片面焼きなら途中で裏返して7~8分間。好みで大根おろしにうす口しょうゆを少々添える。

メモ

予熱してからグリルに入れるとおいしく焼ける。

教えてくれた人

濱田 美里

  • 料理研究家

プロフィール

国際中医師、国際中医師薬膳の資格を持つ。最新の調理器具から伝統的な調理器具まで、あらゆる器具を使いこなし、家庭で再現しやすいレシピに定評がある。さまざまな料理本を数多く手がけ、雑誌、テレビ、講演、商品開発など、多方面で活躍中。関西と東京で料理教室を開催し、「一緒に料理して一緒に食べる」ことを大切にしている。