ファッション・雑貨

夏物ワンピースが 春夏秋冬大活躍の
「通年ワンピ」に大変身!

これが同じワンピース?
1枚のワンピを年中着まわすテクニックを
シトウレイが教えます!

公開日:2018年11月22日

『シトウレイのファッション道』第8弾は「通年ワンピ」。

夏物の薄手のワンピースって、シーズンに1、2度着たら
来年の夏までお別れってこと多くないですか?

そんなのもったいない!
薄手のワンピースこそ、春夏秋冬いつでも使える。
コーディネートの可能性を秘めた、最強アイテムなんです!

柄をちょい見せしたり、パンツと合わせてみたり…。
コーディネートの極意は、ワンピを1枚の布と捉えること。

発想を転換するだけで使い方がぐぐ〜んと広がる
目からうろこのコーディネート術です!

今月のイチオシ 季節感のフィルターをとっぱらう!?

こんにちは! シトウレイです。
今日のテーマは「通年ワンピ」
一年中着られるワンピース使いです!

まずは、こちらをごらんください。
これ、真冬のパリで撮影したんですが、彼女、夏物の薄手のワンピースを着ています。でも、まったく寒さを感じさせませんよね。

普通はどうしても「季節感」を考えて洋服を選びがちですが、おしゃれな人ってそういう「季節感のフィルター」をとっぱらうことができるんです。すると、着こなしの幅がぐぐ〜んと広がるってわけ。
こういう夏ワンピをオールシーズン活用するコツを、彼女の着こなしから学んでみたいと思います!

ポイントは「ワンピースを1枚の布と考える」

そもそもワンピースって、それ一着でコーディネートが成り立つメインアイテム。
しかし、彼女の場合、ワンピースのいいところを「部分どり」して、全体のコーディネートに「ちょい足し」しています。

コーディネートの基本は、黒の革ジャンにジーンズのボトムという組み合わせ。
そこにワンピースを見え隠れするような形で部分的にとりいれています。
ワンピースを単に1枚の布と考えて、スカーフみたいにちょい足しする感覚ですね!
【2つの効果】
 <異素材ちょい足しでミックス効果>
  ハリのある素材にワンピースのやわらかな素材がミックスされて、強さの中にも女性らしさが感じられるスタイルに。

 <色・柄ちょい足しで流行をとり入れる>
  「水玉」という流行の柄をコーディネートに取り入れることで、着こなしのアクセントに。

ワンピースを1枚の布と捉え直すことで、さまざまな使い方が可能に。

「季節感のフィルター」をとっぱらって、春夏秋冬一年中使える「通年ワンピ」に変えることができるのです!

シャツワンピを「通年ワンピ」に!

今回「通年ワンピ」に変身させるのは、誰もが持っていそうなシャツワンピース

ボタンを開けたり閉じたりできるので、もっとも着回しの効くアイテムじゃないかと思うのですが、意外にみなさんタンスの中で眠らせていたりしませんか?

というわけで、シャツワンピを年中使えるアイテムに変えるべく、これをベースに春夏秋冬4つのコーディネートを考えていきますよ!

ワンピコーデの極意は「絵を描くように」!

今回は春夏秋冬4パターン。やりがいがあります!
では、春からいってみよー!

春コーディネート 春はシャツの季節! シャツオンシャツでいこう!

シャツワンピと合わせるアイテムとして選んだのは同じストライプの綿のシャツ。

リボンがついているのでバックスタイルが可愛いのです。

これを上から重ねてシャツオンシャツに。

さて、どうなりますか?

2枚のシャツのボタンを掛け合わせて

【コーディネートのポイント】

●ストライプオンストライプで柄がガチャついてしまいがちなので、色味を同じ青系でそろえて落ちつきを。

●肩をはずしてラフに。
 シャツワンピのボタンを羽織ったシャツのボタン穴にかければ、肩がズルズル落ちません。
●マニッシュなイメージのシャツも、後ろで結んだリボンで可愛らしく。

 2枚のシャツをボタンで留めているので、リボンもいい位置をキープ。
●右と左の袖はアシンメトリーに。
 2枚のシャツの袖を重ねず、別々に無造作にクシュクシュっと巻く。
 きれいに整えようと思わないところが、こなれ感を出すポイント!

夏コーディネート 夏らしくチューブトップに!

【コーディネートのポイント】

袖を前で結んでシャツワンピをチューブトップにしてみました!

ワンピースを1枚の布と考えて自由に使うという「通年ワンピ」コーデの基本を踏まえ、今度は色柄や素材感の部分どりではなく、自由に形を変えてみるということに挑戦しました。
●袖があるから腕を通さなければいけないってわけじゃない。
 夏だから腕を出したくて、袖を結んでみました!

●肌の露出を抑えめにするのもポイント。タンクトップを着用。

●夏のブーツも「外し」として効果的。

秋コーディネート ワンピをコートに!

秋のコーディネートはこんな、一家に1つはあるんじゃなかろうかというチュチュ(すいません、ないですよね…)を使ってやってみようと思います。

これ、可愛いから使ってみたかったんです〜。
これには古着のTシャツかなあ…。

そうするとワンピの使い方って、
これしかない…。

【コーディネートのポイント】

ちょっと寒くなってきたかなって秋に、薄手のコート代わりにシャツワンピを使ってみました。
丈があって、前が開くシャツワンピだからこそできるコーディネートは全部違うテイストと素材感で!
チュチュの甘さにハードな古着のTシャツ。マニッシュな綿のシャツワンピ。
同じテイストだとのっぺりしてしまうので、あえて違うものを合わせるのがポイント。違うものを合わせても、案外まとまるものなんです。
●襟は大きめに抜くことで、より抜け感が出ます。
 ボタンダウンの場合は、襟のボタンも開けておくと、よりこなれ感が出ますよ。

●袖はくしゃくしゃとめくって。パリッとしたシャツだからこそ、くしゃくしゃっとしたテイストをいれていくのがこなれ感を出すコツ。

冬コーディネート 前後逆転もありなんです!

【コーディネートのポイント】

冬なのでコートを着たいってことと、これまでの3つと全く違う着方に挑戦したいという目標を定めて考えたのがこのコーディネート。
なんと、前身ごろと後ろ身ごろを180度逆転してみました!
●前後逆転したことで、襟がマオカラーのように立ち上がってちょっとカチッとしたイメージに。
 後ろからの見た目も襟とボタンがアクセントになって新鮮!
●ウエストに色のあるベルトを使ってポイントに。

●シャツの袖をコートからくしゅくしゅっとはみ出させることでちょっと外してこなれ感を。
最後にちょっとこぼれ話。
今回のコーディネートでも大活躍だった足袋ブーツ。
このシリーズ、好きで集めちゃってるんですが、案外なんでも合わせやすいんで重宝しています。
私にとってとりあえず困ったら「足袋」!
ヒールが太くて、歩きやすいんですよね。
何を着るか、ではなくて、どう着るか。
お相手はシトウレイでした。再見!

メモ

↑動画もチェックしてみてくださいね!服選びの様子も収録されているので
ファッションが大好きな方はもちろん、おしゃれしてみたい方も楽しんでいただけるはず!

教えてくれた人

シトウ レイ

  • ストリートスタイル フォトグラファー、ジャーナリスト

プロフィール

世界各国のストリートスナップを撮り続ける日本を代表するフォトグラファー。 ファッション誌でカメラマンとして活躍後、Webサイト『STYLE From TOKYO』を立ち上げ東京のストリートファッションを世界に向けて発信。 自身もストリートファッション写真の権威『The Sartolialist』の著書に特集を組まれるなどファッションアイコンとしても注目されている。