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賢く! 楽しく!
お金が貯まる「節約術」

自分流の「節約術」を持ち、6年間で1000万円貯めた人、
毎年100万円を貯金する人のテクニックをご紹介。

公開日:2018年12月21日

「節約しなきゃ」と思っていても、なかなか実践は難しいもの。
無理に節約をしてみたものの、反動でかえってお金を使ってしまったりしてませんか?
まずは、自分にあった節約方法を見つけることが大切。
ファイナンシャルプランナーと節約の達人が、実践的節約術と貯蓄のポイントを教えます。

6年間で1000万円を貯金! 楽しむ節約術

4人の子どもをひとりで育ててきた女性が実戦する、節約術。
収入は、事務員としての給料13万円と母子家庭に出る公的な手当だけ。
しかし、250もの節約術を駆使するとともに、余った時間も有効活用して貯金をし、念願のマイホームも手に入れました。
楽しみながら実践した節約方法の一部をご紹介します。

キッチンの節約術

■スイカの皮を冷却シートに

スイカの皮をラップで包み、冷凍。それを額や首にあてることで冷却シートの代わりに。
丸いカーブがおでこにちょうどよくフィットし、皮の部分が冷却シートのジェルと似ていて、冷んやり気持ちいい。

■古い電話帳をちり紙として利用

ハンガーに古い電話帳をつるし、1枚1枚ちぎって使えばちり紙の代わりに。

■冷蔵庫の扉は3秒以内に閉める

開ける時間が長いと、中の冷気が逃げて、余計に電気代がかかるので、冷蔵庫は手早く開閉。

メモ

冷蔵庫の中身を書き出す
冷蔵庫に入っている食品がひと目でわかるように書き出し、それを冷蔵庫の各扉の側面に貼り付けると目的のものを取り出すのに時間短縮。

水回りの節約術

■蛇口から出る水を無駄にしない

蛇口から出る水の量を、止水栓を調整して少なめに。水の出しすぎを防ぎます。

■湯船の水量をペットボトルでかさ増し

2Lのペットボトル3本に水を入れたものを湯船に入れれば、その分体積が増えて、お湯の節約に。

■シャンプーの量を輪ゴムで調節

シャンプーボトルのネック部分に輪ゴムを巻くことで、1プッシュで出るシャンプーの量を節約。

ふだん捨てているものを再利用

■ラップの芯を調味料スタンド、牛乳の空き箱を小物入れに

■使用済みのロウソクでカビ防止

風呂場のタイルの目地に、ロウを塗り込めば水分をはじいてカビの防止に。

■プラスチックトレーを食器の汚れ取りに

食品の入っていたプラスチックトレーをカットして、食器の汚れ取りにすれば、洗剤や水道代が節約。

■大根の残りでシンクの掃除

残った大根のヘタの部分で台所のシンクのステンレス部分を掃除。

■針金ハンガーをバナナスタンドに

クリーニング店でもらえる針金のハンガーを加工して、オリジナルのバナナスタンドに。

そのほかのアイデア

■ティッシュの箱を小さくして節約ティッシュ

ティッシュの箱を半分にカットし、中身のティッシュも半分に切って、半分サイズの箱に戻せば節約ティッシュに。1箱で2倍使えます。

■空き時間を有効活用

仕事から帰って寝るまでの間に、パソコンを使って副業。ネットで家にある不用品を売ったり、自分のホームページに企業の広告を貼ってアフィリエイトで稼ぐ。

■懸賞に応募

懸賞に応募して、商品券や日用品を当てて家計の助けに。
  • 教えてくれた人:小松美和

オリジナル家計簿で、毎年約100万円を貯金!

35年ローンで買った3LDKマンションで、夫と3人の子どもと暮らす女性・Aさんの節約術。いろいろな家計簿を試してみて、たどりついたのがオリジナル家計簿です。それまでは「雑費」が100円単位の積み重ねで、ばかにならない金額になっていたり、外食費がかなり多いことが判明。そこで、パソコンで作ったオリジナル家計簿では「必ずいるもの」と「よけいな物」に仕分けして管理。「よけいな物」の支出を適度にコントロールすることで、年間約100万円を貯蓄をしています。

「必ずいるもの」と「よけいな物」に分類する

住宅ローンや光熱費といったほぼ毎月決まった支出は、銀行からの引き落としにして管理しています。
それとは別に、もうひとつ毎日の支出を管理する家計簿、これが節約術の肝。
この家計簿では、「必ずいるもの」と「よけいな物」に仕分けします。
例えば、食費や日用品は「必ずいるもの」。家族の数が変わらない限り、それほど変動しません。
それ以外の物を、「よけいな物」である娯楽費に。
外食、おやつ、趣味の雑貨、100円ショップの商品、ゲームセンター、レンタルビデオなどは「よけいな物」に。さらにはフライパン、子どもの下着、お弁当箱なども「よけいな物」に。必要だが、たまにしか買わない物は「よけいな物」として予算管理します。
この「よけいな物」の月の予算を決めてやりくりすることで、ふだん何気なく使っている100円200円の支出を自分でコントロールすることができるのです。
節約をはじめたことで、少し高価なものでも、必要なものにはお金を使うようになりました。また、家計簿のつけ方を変えたことで、「ここまでは使ってもいい」ということが把握できるようになり、お金を使って大丈夫かどうかの心配をせずに、海外旅行に行く楽しみも生まれました。

ファイナンシャルプランナーが教える
上手な節約術

お金を守る3つの方法

1.収入をアップさせる
2.節約する(=支出を減らす)
3.資産運用で資金を増やす

このうち、2つを実践すればおおむね家計運営には困りません。特に、節約は1つ1つは小さくても習慣化すると長年の累積で大きな効果が期待できます。
また、貯金するための上手なテクニックは‘目標を決めること。「このカバンが欲しい」「旅行に出かけたい」といった具体的な目標があると、努力が苦になりません。

上手な家計簿のつけ方

一般的には住居費や通信費といった固定費、食費や交際費の変動費、旅行に行くなどの特別費などに分類します。
しかし、Aさんのように、家計簿を「削れる部分(娯楽費)」と「そうでない部分(固定費)」にはっきり分類すると、節約の効果に直結します。
予算をコントロールできれば、使えるお金が見えてくるので、安いからとついつい買ってしまうような無駄遣いをすることが減ります。また、使えるお金を、より本当に欲しい物に割くことができるようになります。

ラテマネーを減らす

ラテマネーとは、毎日何気なく使っている少額のお金のこと。毎朝、カフェラテを買うようなお金のことです。300円のカフェラテを毎日買うと1年間で10万9500円、20年間で219万円にもなります。このような少額だからといって、何気なく使うお金を節約することも大切です。

メモ

カフェラテが仕事の活力になるなど、意義のあるお金であれば、ラテマネーではありません。20年間買い続けても、意義があるかどうかを累積で計算してみましょう。

ノーペイメント・デーを設定する

1日絶対お金を使わない「ノーペイメント・デー」をもうけましょう。今日はお金を1円も使わないと決めて、食事も冷蔵庫に入っているものでまかなうなど、ゲーム感覚で節約を楽しむとよいでしょう。
月に1回、あるいは週に1回程度、土日などであれば設定しやすいでしょう。 

お金の上級者とは

お金と上手に付き合える人は、お金をたくさん使ったり稼いだりしている人ではなく、“足りていると思えている人”です。
いま手元にある、目の前にある資源の中で十分に事足りた生活をできる人がお金の上級者といえます。

節約のコツ

例えば、ある月に頑張って5万円貯金したとしても、翌月から貯金できなければ1年間で5万円の貯金です。一方、毎月楽に5000円貯金すれば1年間で6万円貯まります。
節約は楽に続けられることが大切。自分にはしんどいかな、と思うような節約はやめて、やってみたいな、楽にできそうだな、と思える節約を積み重ね、‘累積の効果’を感じるのがおすすめです。

教えてくれた人

風呂内亜矢

プロフィール

テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信しているファイナンシャルプランナー。 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、全国銀行協会 金融経済教育活動懇談会委員、一般社団法人みんなで作る良い行政サービス協会 主任研究員。