園芸・グリーン

モミジを鉢植えに 室内で秋を感じる

鉢植えにすれば、室内でも紅葉狩りが楽しめます。
モミジの色だけでなく、鉢や枝ぶりも一緒に眺めて。

公開日:2018年11月2日

日本の秋の代名詞ともいえる紅葉狩りですが、
戸外に出なくても鉢植えのモミジなら、間近に美しさや趣を楽しめます。
手入れされたモミジは、自然と人が作った芸術。
葉の形、色だけでなく、枝の流れにも気を配ってみましょう。

鉢植えのモミジ

オオモミジ(写真左)
紅葉したときの葉の美しさが魅力。

タイワンヤマモミジ(写真右)
夏の暑さに強く、育てやすいのが特徴。

栽培環境

戸外で1日3時間程度、日が当たる半日陰に置きます。
特に、夏に長時間直射日光が当たると、葉が焼けて紅葉が美しくなりません。
室内で眺めるのは数日程度に。

水やり

水切れを嫌います。新芽が出る春から秋までは、しっかり水やりをしましょう。
小さい鉢は、乾きやすいので特に気をつけましょう。

肥料

発酵油かすや緩効性化成肥料を施します。
2月に寒肥を、追肥として春と秋の初めに2回ほど施します。

コケ玉にしても風情があります

鉢土を少し落とし、ハイゴケで覆って形を整えます(葉が出ている時期は、根鉢を傷めないように注意)
表面のコケの内側に水ゴケを巻いて作ると、乾燥しにくくなります。

モミジのタネはプロペラ形

モミジは4月ごろ、小さくて地味な花をつけます。結実すると、翼果(よくか)と呼ばれる羽根のついた一対の果実になります。
やがて秋、プロペラ状の羽とともに回転しながら風に乗って飛んでいきます。
モミジの木を見つけたら、ぜひ花やタネを探してみてください。株元に生える小さなモミジも、見つけられるかもしれません。

モミジとカエデの違い

モミジとカエデは、すべてムクロジ科カエデ属の植物。紅葉から名づけられたのがモミジ、カエルの手のような葉形から名づけられたのが蝦手(かえるて)=カエデと2通りの呼び名(和名)ができました。
種類の区別なく、どちらも同じように使われています。

監修

小笠原誓

  • 園芸研究家

プロフィール

名古屋市内で園芸店を経営。 植物全般の知識はもとより、江戸時代の園芸に造詣が深く、父・小笠原左衛門尉亮軒氏とともに、資料収集・研究も行っている。