美容・ケア

自律神経を整えて
つらい“頭痛”とサヨナラしよう!

頭痛は、自律神経を整えることで予防や緩和につながります。
頭痛の原因や対処法、セルフケア術を紹介。

公開日:2018年10月12日

ズキンズキン、ガンガン・・・
突然襲ってくる“頭痛”ほど嫌なものはありませんよね。
頭痛は、さまざまな理由で起こる血管の拡張や収縮が原因。
自律神経を整え、血管の働きをよくしておくと、頭痛もある程度、予防することができます。
そんな頭痛の代表的なパターンには、血管の収縮で起こる頭痛と、血管の拡張で起こる頭痛の2つがあります。
どちらも対処法を間違えると症状が悪化することがあるので、
それぞれの頭痛の特徴と、対処法を知っておくことが大切!
自律神経を整えて、頭痛を和らげるセルフケア術もご紹介します。

頭痛が起きる原因は血管にあり!

突然起こる頭痛のなかでも代表的なものは、 「緊張性頭痛」と「片頭痛」です。
首から肩、後頭部周辺の筋肉が収縮して血行が滞ることで、たまってしまった乳酸などの老廃物が神経を刺激して起こるのが「緊張性頭痛」。デスクワークなど長時間同じ姿勢を続けていると起こりやすい頭痛です。
一方、低気圧や温度変化、ストレスによる緊張から解放されたときなど、なんらかの理由で血管が急激に広がり、それが神経を圧迫することによって起こるのが「片頭痛」。女性ホルモンの一種が関係しているともいわれ、男性よりも女性に多く見られる頭痛です。
このように緊張性頭痛は血管の収縮、片頭痛は血管の拡張と、同じ頭痛でも原因は正反対。対処法を間違えると症状が悪化することがあるので、注意が必要です。

自律神経と頭痛って、関係あるの?

血管を広げたり縮めたりしているのは自律神経。自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があり、交感神経が働きすぎると、血管が収縮し血行が悪くなります。反対に副交感神経が活発になると、血管が拡張するのです。
頭痛は、さまざまな理由で起こる血管の拡張と収縮が原因。血管の働きと密接に関係している自律神経を整えることが、頭痛の予防や症状の軽減につながります。

緊張性頭痛と片頭痛の特徴と対処法

緊張性頭痛

【特徴】
頭全体が締めつけられるように痛む。
一定の痛みが長時間続く。
体を動かすことで痛みが軽くなる。
目の疲れ、肩こりや首のこりを伴うことがある。

【対処法】
血管の収縮が原因で起きるので、まずは血行をよくすることが大切です。体を温めて筋肉の緊張をほぐし、血行を促しましょう。また、普段からこまめにストレッチをしたり姿勢に気をつけるなどの予防も忘れずに。

片頭痛

【特徴】
頭の片側あるいは両側が脈を打つようにズキズキ痛む。
前兆として目の前がキラキラしたり、ギザギザ模様の光が見えたりする。
体を動かすと痛みが悪化する。
光や音に敏感になったり、吐き気や嘔吐を伴うことがある。

【対処法】
血管が拡張することが原因で起きる頭痛なので、なるべく刺激を与えないことが大切。血管をさらに広げないため、できるだけ安静に。温めるのはNGです。

自律神経を整えて頭痛を和らげるセルフケア

タッピング

頭や顔を軽く叩く「タッピング」は、体の緊張をほぐし、疲労感をやわらげてくれます。なんとなく頭が重いときなど、頭痛の前兆を感じたときに行いましょう。また、肩こりや頭痛予備軍の人にもおすすめです。
寝る前や朝起きて余裕があるとき、リラックスしたいときにもどうぞ。

【やり方】

人さし指、中指、薬指の腹を使って、頭から顔全体を、一定のリズムで優しく叩く。
1日1回、1分間集中して行うと効果的。

メモ

タッピングは、触れるか触れないかぐらいの感覚で行いましょう

ポイント

  • 一定のリズムは自律神経を整える

    頭や顔のタッピングに限らず、一定のリズムで体を軽く叩くことは、自律神経を整える効果があります。たとえば、腕を組むようにして右手で左腕を叩くなど、ちょっとした時間に自分で自分の体をトントンと叩いてみましょう。気持ちが落ち着き、自律神経にもいい影響を与えます。

両手クロス首回し

首の筋肉をほぐして頭痛を和らげるエクササイズです。
普通に首を回すと体もつられて動いてしまって効果が半減するので、両手を体の前でクロスしておくのがポイント。そうすることで、体が動かず、効果的に筋肉をほぐすことができます。
  1. 1椅子に座り、腕を前に伸ばして手首をクロスさせる。
  1. 2その姿勢のまま、ゆっくりと首を回す。
    右に1周回したら、反対に左回しを1周。
    それを5回繰り返す。

メモ

・体の軸がぶれないように
・首を大きく回しすぎないように注意

頭痛をやわらげるおすすめアイテム

いい香りのアイピロー

目が疲れたときにしばらく乗せておくだけで目元の緊張をほぐしてくれるアイピローは、頭痛対策にもおすすめ。ハーブなどの香りつきのものは、リラックス効果も高く、自律神経を整えてくれます。ただし、片頭痛の場合は、温めるタイプのものは、使わないこと。また、目元の血行を滞らせないよう、心地いい重さのものを選びましょう。

メモ

一口に頭痛と言っても、その種類はさまざまです。
頭痛が長く続いたり、日常生活に支障をきたしたりするなど、少しでも不安を感じたら、早めに専門医に相談するようにしましょう。

教えてくれた人

小林 弘幸

  • 順天堂大学 医学部教授

プロフィール

自律神経研究の第一人者として、トップアスリート選手などの指導に携わるほか、日本初の便秘外来を開設し、腸のスペシャリストとして診療にあたっている。