園芸・グリーン

初心者でも育てやすい多肉植物
プクプク感が魅力のパキフィツム

丸くて厚みのある葉っぱがかわいいパキフィツム。
丈夫で育てやすいのでビギナーにおすすめの多肉植物です。

公開日:2018年7月27日

ぷっくりと丸みを帯びた葉っぱが魅力のパキフィツム。
とても丈夫なので園芸ビギナーや植物の世話が苦手な方にもおすすめ!
風通しのよい戸外で管理すると、引き締まった美しい形になります。
真夏の直射日光は葉焼けしてしまうので、日ざしのやわらかい場所で管理しましょう。

パキフィツムってどんな植物?

パキフィツムは、なんといっても葉の美しさが見どころ。肉厚で丸みを帯びた葉をもつものが多く、葉の色も青みがかっているものや、薄紫色など繊細で独特なニュアンスがあります。そのためか、星美人、京美人など「美人」とつく和名(流通名)をもつ種類が多くあります。部屋に置いて眺めたくなりますが、葉の形を維持するためには戸外でしっかり日に当てましょう。

パキフィツムの仲間

左)星美人

青みがかった葉の色が美しい。
紅葉するとピンク色に。

右)桃美人

葉がバラのように放射状に重なる姿(ロゼット)が魅力的。

左)京美人

紅葉の季節になると、葉先が赤く染まる。

右)ベビーフィンガー

小さな葉が密集している姿が愛らしい。葉の色も上品。

パキフィツムの育て方

生育型は春秋型。自生地は、メキシコ高原を中心に分布しています。かなり丈夫で育てやすく、葉ざしでふやせるので人気があります。日当たりと風通しが大切です。

【栽培環境】

日当たりがよく、風通しのよい場所を好む。ただし、真夏の強い直射日光はやわらげる。夜温が3℃以下になったら、軒下に移動させるか、夜だけ室内に入れるとよい。

【水やり】

鉢土が乾ききったら水やりをする。高温多湿を嫌うので、真夏は株が蒸れないように、朝夕に水やりを行うとよい。

【肥料】

生育期に、追肥として液体肥料を施すとよい。

ポイント

  • 触りすぎないように注意して
    葉の表面が白い粉を帯びているものもあります。これは強い光線から葉を守るためのもの。葉をなでると、簡単に粉が取れてしまうので注意しましょう。
  • 秋には紅葉します
    気温が下がってくると、葉の全体がピンク色に色づいたり、全体の色が濃くなったりします。これが紅葉です。昼と夜の温度差のある戸外で、しっかり日に当てていると、きれいな色が出ます。
  • 葉ざしで手軽にふやせます
    しっかり育った葉をていねいに外し、日陰で数日乾かします。切り口が乾いたら、培養土に置いておくと子株が出てきます。生育期の春や秋に行うのがおすすめ。

多肉植物の名前について

ラテン語で表記される学名とは別に、日本での和名、園芸名、流通名がついています。物語を感じさせるもの、形の特徴をとらえたものなどいろいろあり、名前を見るだけでも楽しくなります。買ったときに名前を控えておくと、園芸書やインターネットで詳しい栽培方法が調べられます。

教えてくれた人

靏岡 秀明

  • 園芸家

プロフィール

昭和5年創業のサボテン・多肉植物の老舗の3代目。ていねいに栽培、管理した丈夫な株を販売し、育て方もきちんと伝えるのがモットー。ハオルチアなどの育種にも定評がある。