園芸・グリーン

保冷ボックスのプランター1つで
3つのミニ根菜を育てよう!

保冷ボックスをリメイクしたプランターでミニニンジン、
ラディッシュ、小カブを一緒に育てるワザをご紹介。

公開日:2018年4月6日

軽くて通気性、保温性に優れている保冷ボックスで作ったプランターで野菜を育ててみませんか。
タネの植え方にちょっとしたテクニックを使うと、
ラディッシュ、小カブ、ミニニンジンの根菜が、1つのプランターで栽培できるんです。
さあ、手軽に家庭菜園を楽しみましょう!

保冷ボックスのプランターでミニ根菜を育てよう!

タネをまいてから、収穫までの期間は、ミニニンジンは、春や秋は40日。冬は、80日ぐらい。ラディッシュ、小カブは、春や秋は20~30日。冬は、40日ぐらいになります。
植え方を工夫するだけで、ミニニンジン、小カブ、ラディッシュの3つの根菜が
1つのボックスで栽培できます。
小カブ ミニニンジン ラディッシュ
栽培カレンダー

ポリ袋で防寒して室内か暖かいベランダで栽培した場合。 12~3月まではポリ袋をかけた防寒対策が必要です。

【用意するもの】

ラディッシュ 小カブ ミニニンジン セルトレイ
ミニニンジンのタネ
小カブのタネ
ラディッシュのタネ
市販の野菜用培養土
セルトレイ(25穴・各セル穴5×5cm)
ジョウロ
ペットボトルのふた
ハサミ
土入れ
割りばし
保冷ボックスで作ったプランター

土の準備

❶ボックスのサイズに合わせてセルトレイを切る。2セット用意する。
  1. 1 ボックスのサイズに合わせてセルトレイを切る。2セット用意する。

メモ

セルトレイの切り口で手を切らないように注意。

❷セルトレイが縁から3cm下にくるように、高さを見ながら野菜用培養土を入れる。
  1. 2 セルトレイが縁から3cm下にくるように、高さを見ながら野菜用培養土を入れる。

メモ

底に鉢底石は敷かなくてよい。

❸セルトレイを両脇にセットしたら、トレイの縁と同じ高さまで間に土を足す。土をならし、水やりをして湿らせておく。
  1. 3 セルトレイを両脇にセットしたら、トレイの縁と同じ高さまで間に土を足す。土をならし、水やりをして湿らせておく。
保冷ボックスのプランターの断面図

保冷ボックスのプランターの断面図

メモ

ポイント

セルトレイを使い、3種類の野菜が育つ場所を分けることで、互いの生育を邪魔することなく、育ちやすくなります。

【ミニニンジン】

ミニニンジンは生育が遅いので、ラディッシュ、小カブより7~10日早くタネをまくと1回目の間引きのタイミングがそろいます。まずは、ミニニンジンからタネをまきましょう。

Step1.タネまき

❶真ん中の土の中央に割りばしを押しつけ、深さ5mm程度の溝をつける。
  1. 1 真ん中の土の中央に割りばしを押しつけ、深さ5mm程度の溝をつける。
❷ ❶でつけた溝に、5㎜間隔でミニニンジンのタネを重ならないようにまく。
  1. 2 1でつけた溝に、5mm間隔でミニニンジンのタネを重ならないようにまく。
❸タネが隠れる程度に新しい土を薄くかけ、上から割りばしでしっかり押さえる。
  1. 3 タネが隠れる程度に新しい土を薄くかけ、上から割りばしでしっかり押さえる。

メモ

ニンジンのタネは、光が当たることによって発芽が促されるので、土を薄くかけることで発芽率がアップする。

寒い時期は、ポリ袋で覆って防寒を

メモ

寒い時期は、ポリ袋で覆って防寒を

ワイヤー支柱をU字に曲げて両端に立て、中央に穴をあけた透明のポリ袋で覆う。熱が逃げないようにすそをひもなどで留める。

【材料】
ワイヤー支柱(鉄線70cm)
透明のポリ袋(30L)
ひも

Step2.間引き、土寄せ

間引き前 間引き後

1回目の間引き<タネまきの2週間後>

本葉が1~2枚になったら、1cm間隔になるように無駄に伸びてしまった株や生育の悪い株を抜く。

メモ

指先で周囲の土を寄せて株が倒れないようにする。

タネまき1か月 2回目の間引き後

2回目の間引き<タネまきの1か月後>

本葉4~5枚になったら、1.5~2cm間隔になるように、充実した株を残して間引く。間引きをしたあと指先で周囲の土を寄せる。

Step3.追肥

Step3.追肥
培養土の元肥の効果は1か月程度できれるので、タネまきの1か月後から追肥を始めます。規定の倍率に水で薄めた液体肥料を、2週間に1回を目安に収穫まで定期的に与えてください。
どの株にも行き渡るように、水やりを兼ねてジョウロで液体肥料を与えましょう。

Step4.収穫

Step4.収穫
見た目ではタイミングがわかりにくいので、1本試しどりをし、根の太さが直径1.5cm程度になっていたら、ほかの株も収穫する。

メモ

収穫するのが遅くなってしまうと、硬くなったり、“す”が入ったりするので、早めに収穫を。

【ラディッシュ、小カブ】

7~10日前までに生育の遅いミニニンジンのタネをまいておきましょう。 4穴1列に切ったセルトレイをさらに2つ用意します。
7~10日前までに生育の遅いミニニンジンのタネをまいておきましょう。
4穴1列に切ったセルトレイをさらに2つ用意します。

Step1.タネまき

❶用意したセルトレイ2つに、縁まで土を入れる。土を平らにし、ペットボトルのふたなどで中央に深さ約1cmの穴をあける。
  1. 1 用意したセルトレイ2つに、縁まで土を入れる。土を平らにし、ペットボトルのふたなどで中央に深さ約1cmの穴をあける。
❷穴の中に等間隔に4粒タネをまく。
  1. 2 穴の中に等間隔に4粒タネをまく。
❸スプーンなどで新しい土を足して穴を埋める。手で軽く押さえて土を平らにする。
  1. 3 スプーンなどで新しい土を足して穴を埋める。手で軽く押さえて土を平らにする。
❹ ❸のトレイをボックスにセットした空のトレイに重ねて入れる。たっぷり水やりをする。
  1. 4 3のトレイをボックスにセットした空のトレイに重ねて入れる。たっぷり水やりをする。

メモ

寒い時期は、ポリ袋で防寒をして栽培する。

メモ

ポイント

ボックスにセットしておいた空のセルトレイに重ねて入れることで、セルトレイを入れ替えられ、繰り返し栽培することもできます。
またミニニンジンの収穫を待つ間に、トレイを入れ替えて、もう1回栽培することも。

Step2.間引き、土寄せ

間引き前 間引き後

1回目の間引き<タネまきの5日後>

双葉がしっかり開いたら、成長の悪い株や無駄に伸びてしまった株を抜いて4株から2株にする。

メモ

指先で周囲の土を寄せて株元がぐらつかないようにする。

タネまき約2週間後 2回目の間引き後

2回目の間引き<タネまきの約2週間後>

本葉1~2枚になったら、葉の大きいしっかりした株を残し、2株から1株にする。
間引きをしたあと指先で株元に周囲の土を寄せてぐらつかないようにする。

Step3.追肥

培養土の元肥の効果は1か月程度できれるので、ミニニンジンのタネまきの1か月後から追肥を始めます。最初は、ミニニンジンの2回目の間引きと同じタイミングです。規定の倍率に水で薄めた液体肥料を、2週間に1回を目安に収穫まで定期的に与えてください。どの株にも行き渡るように、水やりを兼ねてジョウロで液体肥料を与えましょう。

Step4.収穫

小カブ

<小カブ>

セルトレイではあまり大きくならないので、直径4cm程度になったら収穫する。
ラディッシュ

<ラディッシュ>

直径3cmくらいまでに収穫する。収穫が遅れると“す”が入るので早めがよい。

保冷ボックスでプランター栽培 タネまき編

保冷ボックスでプランター栽培 間引き編

教えてくれた人

深町 貴子

  • 園芸家

プロフィール

東京農業大学短期大学部卒業。NHK「趣味の園芸 やさいの時間」の講師としてテレビで活躍。野菜作りの魅力を伝えている。