料理

家飲みワインをもっとおいしくする極意

おうちで飲むワインをもっとおいしくするテクニックを覚えましょう。

公開日:2017年9月15日

ちょっとした工夫でワインのおいしさが変わってくるのをご存知でしたか?
開けたワインをもっとおいしくするテクニック、保存方法、ワイン別の適温を紹介します。

「適温」こそ家飲みの極意

ワインをおいしく飲むには、ワインに適した温度、また自分好みの温度を知ることも重要です。大まかに5つの温度帯を覚えておけば家飲みワインも完璧です!冬場は室内の気温も低めで、グラスのワインの温度もゆっくり上がるため、これよりも2~3℃高めでもOK。白ワインとスパークリングは抜栓の2時間半以上前から冷蔵庫に入れておくと、飲み頃の温度に冷えています。
「適温」こそ家飲みの極意

※冷蔵庫へ入れるタイミングは、室温28℃ほどのときに、一般的な冷蔵庫(4℃前後)の中に入れる時間の目安です。

開けたワインをおいしくするテクニック

せっかく抜栓したのにワインの渋みや濃さが強かったり、香りをあまり感じなかった場合には、ぜひ試してみたいまる得テクニック!
【ボトルごと振る】

【ボトルごと振る】

ひと口飲んで想像していた味と違う、この味でいいのかな、と疑問に思ったら、コルクで栓をして押さえながら、大きく上下に2~3回振ってみて下さい。そんなことをしても大丈夫?と思われるかもしれませんが、再びグラスに注いで香りと味の変化をチェックしてみて。ガラリと味わいが変わっているかも…。ボトルを振って空気に触れることで、ワインの香りと味わいがひらいてきます。グラスに注ぐたびに振って味わいの変化を楽しむのも、家飲みワインならではです。ただし、長期熟成したワインは、澱が舞ってしまうのでNGです。
【デカンタに注ぐ】

【デカンタに注ぐ】

デカンタやカラフェに一旦注いでからグラスに入れて飲んでみましょう。ボトルを振るのと同じで、ワインが空気に触れて香りと味わいが変化します。また熟成タイプのワインには、澱を取り除く目的で行います。味わいを深めるだけでなく、目も楽しませてくれます。“デカンタに移すワインは高級ワイン”と思われがちですが、おいしくするワザのひとつとして、カジュアルなワインにも試してみて!空気に触れさせるため、デカンタの側面に沿って、ワインをゆっくり注ぐのがポイント。

ワインのおいしい保存術

【鉄則は「暗い・涼しい・変化なし」】

ワインに関する悩みで上位に位置するのが、その保存法。ワインセラーに保存するのがベストですが気軽に楽しむ家飲みワインなら、直射日光の当たらない涼しい場所で、温度変化のすくない所に置けば大丈夫。ただし、夏の猛暑の時期は室内の温度もかなり上昇するので、その日のうちに飲みきる分を購入するか、冷蔵庫に一時的に保存する方が安心です。
【残ったワインはラップを活用】

【残ったワインはラップを活用】

ワインはその日のうちに飲みきったほうがいいといわれますが、だいたい1週間以内であれば問題ありません。ワインによっては、栓を開けてから2~3日後においしくなるものもあるので、毎日飲んでその変化を楽しむのも家飲みワインならでは。保存するときは、まず抜栓したコルクにラップを巻きつけ、ボトルにねじ込みます。その後必ず冷蔵庫へ。ドアポケットに立てて保存し1週間を目安に飲み切りましょう。ラップを巻きつけることで空気が通りにくくなり、ワインの酸化防止になります。

教えてくれた人

佐藤 陽一

  • ソムリエ

プロフィール

東京・六本木のワインレストラン「マクシヴァン」のオーナーソムリエ。料理人を目指して渡仏し、そこでワインの楽しさに目覚めソムリエサービスを目指す。パリソムリエ協会会員となり、各地で研鑽を積む。帰国後、数店のシェフソムリエを経て2000年に「マクシヴァン」をオープン。2005年、全日本最優秀ソムリエ。2007年、世界最優秀ソムリエコンクールギリシャ大会日本代表。2012年、アジア最優秀ソムリエコンクール韓国大会日本代表。