ライフスタイル
安心、安全!! ひとり暮らしの心得
ひとり暮らしで“困った、心細かったこと”ってありませんか?
快適な毎日を過ごすためにできることとはー
公開日:2017年5月26日
気兼ねすることなく、自分のペースで悠々自適に過ごせる「ひとり暮らし」。
その一方、病気や災害の時など、困ったり、心細くなるのもひとり暮らしです。
安心、安全なひとり暮らしをするためには、日々の備えと、情報を知っておくことが大切。
ひとり暮らしをしている方も、そうではない方も、いつかは迎える「ひとり暮らし」を意識してみませんか。
遠方で暮らしている親を持つ方も必見です!
備えあれば憂いなし! ひとり暮らしの心得
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これさえあれば! 「日常の備え」
大病を患い、何度も救急車で病院に運ばれた経験から、日々の備えの大切さを痛感したエッセイスト岸本葉子さん。ひとり暮らしの不安を解消するための岸本さんの「日常の備え」を教えてもらいました。

【寝室】もしもの時用セットを用意
(1)休日・夜間診療の医療機関の連絡先(2)携帯電話
(3)財布
(4)経口補水液
(5)老眼鏡
セットは枕元のテーブルに置いています。老眼鏡は、医療機関の連絡先が見えず困った経験があり、セットに入れ込みました。経口補水液は、熱中症やノロウィルスなど脱水症状になった時、すぐ手に取れます。

【キッチン】地震対策
(1)食器棚、冷蔵庫の転倒防止用つっぱり棒を設置
(2)冷蔵庫に扉開き防止用フックを取付
(3)電子レンジが飛び出さないよう
耐震用粘着マットを設置

【リビング】災害対策
ソファーの裏にミネラルウォーターを常備。日常も使用し、少なくなったら買い足し
常に新しいものをストック。
撮影:沼畑直樹
教えてくれた人
岸本葉子
- エッセイスト
プロフィール
1961年生まれ。旅や食、暮らしをテーマにしたエッセイを数多く発表。同世代の女性を中心に支持されている。20代のときから、現在までひとり暮らし。36歳の時にマンションを購入。その後、40歳の時に虫垂がんに。 病気の経験や年齢を重ねるごとに、暮らしの安心安全を意識するようになり「老後の支度」をテーマにエッセイを発表している。
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もしもの時に! 緊急システム
地方自治体や地域の自治会などで安心、安全な暮らしができるよう様々な取り組みがされています。
その一例をご紹介!
その一例をご紹介!

東京・大田区の嶺町地区自治会連合会が配布しているキット
救急医療情報キット
かかりつけ医や過去の病歴、緊急連絡先などを記入する用紙と筒状の容器のセット。情報を記入した用紙を容器に入れ、冷蔵庫で保管。救急隊が駆けつけた時にそのキットから必要な医療情報を得ることができます。高齢者を対象にキットの配布が全国的に広まっています。
嶺町地区自治会連合会が配布しているシート
救急あんしんシート
キットと同様に医療情報や緊急連絡先を書いた用紙を袋に入れて、外出時に携帯できるようになっています。
東京・大田区の山王三・四丁目自治会が高齢者に紹介している
緊急通報システム
人が入ってきたことを感知するセンサーをトイレに設置。一定時間、使用しなかった場合、警備会社が異常を察知し利用者へ電話。応答がない場合、警備員が駆け付けるなど、緊急対応をする仕組みになっています。閉じる
頼りになる! 近所づきあい
ひとり暮らしをする上で、一番頼りになるのはやっぱりご近所さん。
2つのことを意識して、身近にセーフティーネットを築きましょう。
2つのことを意識して、身近にセーフティーネットを築きましょう。

普段から挨拶を心がけ、顔を知ってもらう
挨拶は顔を知ってもらうために大切なアクション! いざという時に声をかけあえるようにすることが重要です。
地域の趣味のサークルやボランティアに参加する
一緒に体を動かすサークルやボランティアなどに参加するのもひとつの手段です。地域の公民館や生涯学習センター、市民活動サポートセンターなどで情報を得ることができます。
