これまでの放送 2018年1月26日(金)の放送
旅の特命!高橋克典 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の秘密を探れ!
新年の幕開けを華やかに祝うウィーン恒例のニューイヤーコンサート。その主役であるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団についてMC高橋克典がウィーンを旅して魅力を探る。
高橋克典のウィーン紀行【1】~ウィーン・フィルの秘密~
旅の特命!高橋克典 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の秘密を探れ!
新年の幕開けを華やかに祝うウィーン恒例のニューイヤーコンサート。その主役であるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団についてMC高橋克典がウィーンを旅して魅力を探る。
新年の幕開けを華やかに祝うウィーン恒例のニューイヤーコンサート。その主役であるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団についてMC高橋克典がウィーンを旅して魅力を探る。



本拠地・楽友協会に潜入




ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のホームグラウンド、ウィーン楽友協会。その中でもひときわ豪華なのが大ホール、別名「黄金のホール」。元日恒例ニューイヤーコンサートの会場であり、普段もウィーン・フィルがリハーサルや定期公演を行っています。そこでリハーサルを見学し、楽団長にも話を聞きました。
美しいサウンドの秘密




楽友協会地下にある楽器倉庫。ウィーン・フィルでは楽団で楽器を所有し、それをメンバーに貸し出しています。楽器は一人に一つ。楽器を統一させることで、調和した響きを生み出せるのだそう。もちろん楽器と奏者の相性や、それを駆使する個人のテクニックがあってこその事。そして、コンサートマスターだけは代々受け継がれてきたストラディバリウスを愛用しており、それが更なる美しい共鳴につながっているのです。
ウィーン・フィル創設秘話


続いて、克典さんが向かったのはウィーン市内にある「音楽の家」という博物館。ここではウィーン・フィルに関する資料が展示されています。今回特別にウィーン・フィルの「原点」を見せてもらいました。それが楽団創設者であるオットー・ニコライのメモ。当時、歌劇場でオペラの演奏ばかりしていた仲間にプロの交響楽団を始めようと呼びかけるものです。第1回コンサートの1曲目はベートーベンの交響曲第7番。現在でもウィーン・フィルのメンバーになるためには、歌劇場での経験が必須となっており、オペラと交響曲を自在に演奏できる、それがウィーン・フィルの強みでもあるのです。
ステージでは見せないメンバーの“裏の顔”


街の中心にあるチケットセンター。ここでウィーン・フィルのメンバーが働いています。通常、演奏とは別に事務局を設置する楽団が多い中、ウィーン・フィルではメンバー自身が、自主的に運営に関わっているのです。チケット管理もその一つ。自分たちの理想とする音楽をダイレクトに表現できるだけでなく、観客と直接ふれあい、意見を聞くことができるのも、良い演奏につながる理由の一つなのだそう。
楽曲情報
- 「ラデツキー行進曲」から
- ヨハン・シュトラウス(父)
- リッカルド・ムーティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽)