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これまでの放送 2016年11月26日(土)の放送

 悪の響きに酔いしれて~「悪魔」の名曲集~
人間を誘惑し不幸へと陥れる「悪魔」。
その力に魅了され、さまざまな作曲家が「悪魔」を題材にした
作品を残しました。
超絶技巧を駆使して描かれる、さまざまな「悪魔」の音楽を
紹介します。
悪の響きに酔いしれて
~「悪魔」の名曲集~
人間を誘惑し不幸へと陥れる「悪魔」。その力に魅了され、さまざまな作曲家が「悪魔」を題材にした作品を残しました。
超絶技巧を駆使して描かれる、さまざまな「悪魔」の音楽を紹介します。

超クール!人を惑わす悪魔の力

超クール!人を惑わす悪魔の力

人間離れした悪魔の力を表すために、数多くの作品で用いられる「超絶技巧」。中でも有名なのがチャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」に登場する、悪魔の娘オディールの「黒鳥の32回転」です。
32回転を回り切るだけの「バランス力」や「筋力」、「持久力」という技術に加え、悪魔的な「美しさ」が要求される、まさにバレリーナにとって最高難度の技です。
【曲目】チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」から「黒鳥のパ・ド・ドゥー」(抜粋)

悪魔が歌いあげる「悪の本性」

悪魔が歌いあげる「悪の本性」

ゲーテの戯曲「ファウスト」に登場する悪魔メフィストフェレス(メフィスト)。ファウスト博士を若返らせ、博士のあらゆる欲望を叶えながら破滅に導く一方で、メフィスト自身もちょっとエッチな欲望を持つなど人間の鏡のような存在でもあります。そんなメフィストに数多くの作曲家が魅了されました。
中でもメフィストが生き生きと活躍するのがグノーの歌劇「ファウスト」。グノーはメフィストのアリアで、悪の本性は人間の心の内に潜んでいると歌いあげました。
【曲目】グノー:歌劇「ファウスト」から「金の子牛は常に生きて」

悪魔にもらった!?「悪魔の旋律」

悪魔にもらった!?「悪魔の旋律」

クラシックには「悪魔が実際に演奏した」と言われる曲があります。それはどんな曲か、タレントのおさるがバイオリニストの三浦文彰の元を訪ねました。
悪魔が弾いた曲とはタルティーニのバイオリン・ソナタ「悪魔のトリル」。タルティーニの夢の中で悪魔が弾いたと言われている作品です。この作品の最大の特徴は「トリルをしながら別の指で旋律を弾く」という超絶技巧。この技術を習得しようとバイオリン経験のあるおさるがトライしましたが結果は・・・。
音楽にまつわるエピソードに加え、「悪魔の色々な面をもった、オペラのような雰囲気を持った曲だ」と三浦さんは語ります。
【曲目】タルティーニ:バイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」から第3楽章

ゲスト

『人間どもの既成概念を打破!』『悪魔は人間よりもストイック!』

『人間どもの既成概念を打破!』
『悪魔は人間よりもストイック!』

デーモン閣下(悪魔 アーティスト) デーモン閣下(悪魔 アーティスト)

デーモン閣下(悪魔 アーティスト)

profile

人間をおもしろおかしく悪の世界に取り込むのが流儀
10万54歳

楽曲情報

バレエ「白鳥の湖」から「黒鳥のパ・ド・ドゥー」(抜粋)
歌劇「ファウスト」から「金の子牛は常に生きて」
バイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」から第3楽章
チャイコフスキー、
グノー、
タルティーニ
三浦文彰(バイオリン)、
田村響(ピアノ)

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