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これまでの放送 2014年3月22日(土)の放送

おもいで編 ~人生に名曲あり!~ 春の特別企画第二弾!視聴者の皆さんからいただいた名曲にまつわる思い出エピソードをご紹介
ゲストの女優・草笛光子さんの思い出の曲とは?
おもいで編
~人生に名曲あり!~
春の特別企画第二弾!視聴者の皆さんからいただいた名曲にまつわる思い出エピソードをご紹介
ゲストの女優・草笛光子さんの思い出の曲とは?

おもいで編 ~人生に名曲あり!~
おもいで編 ~人生に名曲あり!~

人生の門出に力をくれた曲
~パッヘルベルの「カノン」~

人生の門出に力をくれた曲
~パッヘルベルの「カノン」~

大阪にお住まいの主婦、髙山朱璃(あかり)さん(32歳)。思い出の曲は、夫の清志さんとの結婚式で二人の入場の音楽として選んだパッヘルベルの「カノン」です。もともと結婚に人一倍憧れていたという朱璃さん。独身時代に選んだ仕事は結婚式のコーディネーターでした。新郎新婦たちの幸せな門出に立ち会いながら、自分の結婚への夢をふくらませていったのです。そんなときに知り合ったのが、2歳年上の清志さん。二人はすぐに結婚を決めたといいます。二人が式場に選んだのは、大きな階段のあるホテル。朱璃さんは、二人の入場でその階段をのぼることにこだわりました。新たな家庭を作っていく決意を込めて、一歩一歩のぼっていったのです。そんな二人を後押ししてくれたのが、朱璃さんの大好きな曲、パッヘルベルの「カノン」でした。

草笛光子さんの思い出の一曲
~プッチーニの「歌に生き 愛に生き」~

草笛光子さんの思い出の一曲
~プッチーニの「歌に生き 愛に生き」~

ゲストの女優・草笛光子さんの思い出の曲は、プッチーニの歌劇「トスカ」の名アリア「歌に生き 愛に生き」です。デビューから数年後、当時20代の草笛さんはオペラの歌唱を習いたいと、声楽家・教育者として有名な戸田敏子先生の門をたたきました。その時に習ったのが、大好きな曲「歌に生き 愛に生き」です。追い詰められた歌姫トスカが絶望のうちに歌う劇的なアリア。草笛さんにとって、心のすすり泣きを感じられるというこのアリアは、なによりも女優として歌ってみたい曲だったのです。

思いがけない再会を果たした曲
~メンデルスゾーンの「春の歌」~

思いがけない再会を果たした曲
~メンデルスゾーンの「春の歌」~

長野県松本市の宮﨑弘子さん(81歳)の思い出の名曲は、メンデルスゾーンのピアノ曲「春の歌」です。終戦翌年の昭和21年、弘子さんは松本高等女学校に入学し、先輩たちと一緒に日帰りの遠足に行くことになりました。松本電鉄島々線、現在の上高地線に乗って、当時の終点島々駅に到着。すると駅舎の中から、それまで聴いたことのない美しい調べが聞こえてきます。それが、メンデルスゾーンの「春の歌」でした。戦時中、軍歌や行進曲のような勇ましい音楽ばかり耳にしていた少女は、穏やかで明るい響きの「春の歌」にすっかり心を奪われてしまったのです。そして60年以上がたち、弘子さんは再び「春の歌」に出合います。偶然やってきたのは、かつての島々駅を再現して建てられた観光案内所でした。建物を目にした瞬間、あの少女時代の記憶が鮮やかによみがえったのです。弘子さんはピアノの先生の勧めもあり、「春の歌」を習うことになりました。そして3年をかけてコツコツと練習を積み重ね、ついに発表会で「春の歌」の演奏を披露します。思いがけず再会した「春の歌」は、長い時を経て弘子さんの本当の宝物になったのです。

ゲスト

草笛光子
(女優)

草笛光子(女優) 草笛光子(女優)

楽曲情報

カノン
歌劇「トスカ」から「歌に生き 愛に生き」
春の歌
①パッヘルベル
②プッチーニ
③メンデルスゾーン
バイオリン 弓

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