2019年05月23日 (木)

京の防災 第12回「万願寺甘とう 新たな栽培方法で」"災害に強い農業を"

新しい栽培方法で“災害に強い農業”を

去年7月の西日本豪雨では、尊い人命が失われただけでなく、

農業の分野でも甚大な被害が出ました。

豪雨からの復旧を経てこのほど初出荷を迎えた北部特産の「万願寺甘とう」は、

今シーズンから生産者がある新しい栽培方法を導入し、

“災害に強い農業”を目指しています。

 

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2019年03月26日 (火)

京の防災 第11回「避難スイッチを決める」

 

逃げることをためらわない 地域で決める避難の“スイッチ”

 

去年7月の西日本豪雨では、大雨特別警報や避難指示が出ていながら避難せず、

土砂災害や川の氾濫に巻き込まれて命を落とすケースが相次ぎました。

大切な命を守るため、災害に巻き込まれる前に、迷わず避難するための仕組み作りが、

各地で始まっています。

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2019年02月07日 (木)

防災一口メモ「外国人の避難誘導マニュアル」

外国人の避難誘導マニュアル

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京都市と近畿運輸局では災害時に外国人を避難誘導するポイントをマニュアルに

まとめています。地震の経験がなく、土地勘がない外国人も多いことを踏まえ、

安全を確保し避難場所に連れて行くための方法などを乗せています。

また、呼びかけの例をやさしい日本語をはじめ、英語や中国語、それに韓国語で

記しています。

 

マニュアルはインターネットの検索サイトに「京都市外国人誘導マニュアル」と

入力すれば、京都市のホームページからダウンロードできます。

 


2019年02月07日 (木)

京の防災 第10回「外国人防災」

災害時 外国人をどう支援?

近年多発する自然災害。去年発生した北海道地震では、災害に慣れていない

外国人に対する情報提供のあり方など、課題が浮き彫りになりました。

災害が起きた時、外国人に対してどのような支援が必要なのでしょうか。

仕事や留学、そして観光で多くの外国人が訪れる京都で、在住の外国人が地域の

日本人と協力して進めている防災の取り組みを取材しました。

 

 

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2019年01月24日 (木)

防災一口メモ 「京都市市民防災センター」

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京都市南区の「京都市市民防災センター」では、

被災したとき慌てず落ち着いて行動するために災害を疑似体験して

対応を学ぶプログラムを用意しています。

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風速32メートルと身動きが取りづらくなるほどの猛烈な風にあおられたり、

ホテルの火災を再現して煙の中を避難したりするなど、

災害の怖さを身をもって体験できます。

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また、実際に京都市消防局で使われていたヘリコプターで

操縦体験ができるコーナーや、

子どもたちが、家の中に潜む石油ストーブの放置や寝たばこといった

火事の予兆を見つけ出すコーナーなど子ども向けのプログラムも充実していて、

隠れた観光スポットとして親しまれています。

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利用は無料で、月曜日と第2火曜日の休館日を除いて

午前9時から午後5時まで開いています。


2019年01月24日 (木)

京の防災 第9回「ポケベルの電波で防災無線を」

数字や文字などのメッセージを受信する「ポケベル」。

懐かしい思い出がよみがえってくる人もいるのではないでしょうか。

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かつてはコミュニケーションツールとして一世を風靡しましたが、

いまは利用者も激減。

日本で唯一の事業者もことし9月末にサービスを終了するため、

ついに姿を消すことになりました。

一方で、利用されなくなったポケベルの電波を防災に生かそうという動きがあります。

防災無線としてポケベルの電波を導入する、京都市の取り組みを取材しました。

 

ポケベルの電波が防災無線に?

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「福井県にある大飯発電所から放射性物質が放出されたことにともない、

一時移転の指示がありました。避難してください」

去年11月、京都市北部の山あいの地域で行われた防災訓練。

放送で避難を呼びかけた一見何の変哲もない屋外拡声器に、

実はポケベルの電波が使われています。

 

秘密は「音声合成技術」

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防災に使われるようになったきっかけは、音声合成技術の進化でした。

ポケベルが受け取る文字の情報を、音声に変換できるようになったのです。

そして誕生したのが、ポケベルの電波を受信できるように開発された屋外拡声器や、

住宅にも置けるラジオ型の無線機。

文字の防災情報を読みあげることで、防災無線として活用しようというのです。

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こちら、ふだんはラジオとして利用できますが、

防災情報を受信すると、自動的に放送が始まるという仕組みです。

 

ポケベルの電波は回り込みやすい!

なぜポケベルの電波が使われるのでしょうか。

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実は従来の防災行政無線は、

電波が回り込みにくく、山間部では受信が難しいという弱点がありました。

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一方、ポケベルで使われている電波は障害物があっても回り込みやすく、

出力も高いため、広範囲に届きやすいという特長があります。

 

大飯原発事故対策に京都市が導入

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この強みに目を付けたのが、京都市です。

福島の原発事故を受けて、京都市は、福井県の大飯原発に近い

北部のおよそ150世帯に防災行政無線を設置することを検討していました。

しかし、この地域は山に囲まれているため電波が届きにくく、

新たな基地局建設などにかかるコストが課題となっていました。

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一方、ポケベルの電波を使えば、必要な基地局は2か所だけ。

当初想定していた予算の半額近くで導入できることになったのです。

 

市民からは安心という声も

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新年度から運用が始まるのを前に、

避難訓練に参加して防災無線機の説明を受けた住民からは、

「なかなか情報が来ないという不安があったが、取りあえずは安心」とか、

「屋外拡声機では家を閉めきったり天気が悪かったりすると

 ほとんど何を言っているかわからないので、各戸に無線機があると安心」

などという声が聞かれました。

 

防災情報を「早く」「確実に」届けたい

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京都市は防災情報を直接市民に届ける手段として、

登録制の防災メールを運用しています。

しかし、携帯電話やスマートフォンを持っていない高齢者、

または夜間に電源を切ってしまっている人に対して、

緊急時に情報を伝える手段がないことが課題だったと言います。

特に原発事故では、一刻も早く情報を手に入れて避難することが何よりも大切です。

京都市の石山哲原子力災害対策課長は

「ポケベルの電波を使った屋外のスピーカーと屋内のラジオで、

確実に防災情報を届けていきたい」と話していました。

 

災害時は停電してテレビが見られなかったり、

電話やインターネットの回線が混み合ったりして、

すぐに必要な情報が手に入らない場合もあります。

近年相次ぐ災害に備えて、

防災情報を手に入れる多様な手段を確保することが大切だと感じました。

 

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加川 直央

平成27年入局

 

 

 

 


2018年12月13日 (木)

防災一口メモ 「暖房器具による火災注意」

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寒さが厳しいこの時期、注意が必要なのが電気ストーブや石油スト-ブといった

暖房器具を原因とする火災です。暖房器具による火災を防ぐための注意点です。

 

就寝中の出火は非常に危険

暖房器具と布団が接触し、火災になるケースが後を絶ちません。

就寝中の出火は発見が遅れやすく非常に危険です。

寝るときにはストーブなどの暖房器具は切りましょう。

 

洗濯物などへの引火に注意

暖房器具の上に洗濯物を干すのはやめましょう。落下した洗濯物に引火し

火災につながる恐れがあります。暖房器具の周りに燃えやすいものを置かないよう

徹底しましょう。

 

暖房器具の中でも火災の原因として多いのが「電気ストーブ」です。

電気ストーブは火を使わないからと安心せず、正しい使い方を心がけて下さい。


2018年12月13日 (木)

京の防災 第8回 「ケーブルテレビで独自CM 町民みんなで火の用心」

京丹波町のケーブルテレビでは、関西大学の学生と共同で火の用心を呼びかけるCMを

制作して放送しています。CMの最大の特色、それは“住民主役”であるということ。

少子高齢化が進む町で、住民の防災意識を高め、実際に行動に移してもらうには

どうしたら良いのか。およそ3年前から始まった取り組みを取材しました。

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2018年11月29日 (木)

防災一口メモ「防災行動シール」

みなさんは災害が起きたときにどう対応するか、決めていますか。

地震や水害、土砂災害など、自然災害から身を守るためには避難場所を

把握するなどふだんからの備えが大切です。

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京都市消防局は、災害の種類によって、どこに避難するのか、

考えるための用紙やシールを配布しています。

避難場所を決めておくことは家族が離ればなれになることを

防いだり安否確認をしたりする上でも有効です。

 

用紙の入手方法です。

インターネットの検索サイトに「我が家の防災行動シール」と入力すれば、

京都市消防局のホームページからダウンロードできます。

京都市以外の方でも活用できます。

この機会にいざというときの避難について考えてみてはいかがでしょうか。


2018年11月29日 (木)

京の防災 第7回「アンケートで防災意識を高める」

平成30年は地震や大雨、台風など災害が相次ぎました。

こうした中、京都市内のある自治会が住民に独自の

アンケートを行い、防災意識を高めようという取り組みを

始めました。

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桂川の西側に位置する、京都市南区の久世学区。

京都市のハザードマップでは、桂川が氾濫した場合、

最大で深さ3メートルから5メートルまで浸水すると

予想されています。

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久世学区にある大薮町自治会はこの夏、防災計画を見直そうと

していましたが、その矢先に西日本豪雨が発生しました。

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大薮町近くの桂川も一時、濁流が堤防付近にまで迫り、

避難指示が出されました。防災部長を務める武田好弘さんは、

このとき、地域の準備が十分ではないと感じたといいます。

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それは、避難所に避難してきた住民が数人しかいなかったからです。

このまま桂川が氾濫したらどうなるのか、不安がよぎったといいます。

武田さんは、「本来ならもうちょっとたくさんの人が避難してもいいと

思いました。自分たちは、避難しないといけないんじゃないかという

思いがあり避難してみたものの、避難する人が数人しかいない実態が

わかりました」と話していました。

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住民は避難指示をどうとらえているのか。

武田さんたちは、現状を把握しようと専門家の協力も得て、

自分たちで独自にアンケートをとってみました。

その結果、自治会に加入する988世帯のうち、半数を超える

550世帯から回答を得ました。

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まず、避難指示が出ていたことを知っていたかという質問に対して、

全体の74%が避難指示が出ていたことを知っていたと回答しましたが、

75歳以上では47%しか把握していませんでした。

高齢者にいかに情報を伝えるのかという課題が浮き彫りになりました。

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次に、自治会の連絡網で避難の連絡を受けたかという質問。

連絡を受けたのは7%で、9割が連絡を受けていない、

受けたかわからないと答えました。

いざというとき、地域でどう情報を伝えるのかも課題になりました。

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アンケートを行ったことについて、武田さんは

「手探りの状態でやってるのが正直なところですので、

ひとつでもふたつでも取り組みを前に進めていけるように

腹を据えて取り組んでいきたいと思います。ことしは災害が多く、

このタイミングで皆さんに訴えることがより防災に興味や関心を

持っていただくことになるだろうと思っています」と話していました。

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アンケートの結果を受けて武田さんたちは、地震を想定して初めて

安否確認の訓練を行うことにしました。住民が主体的に参加することで、

ひとりひとりに防災意識を高めてもらうのが目的です。

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訓練は、日曜日の午前8時半にスタート。住民は家から出てきては、

ブロックの代表者に安否を報告します。代表者は名簿に丸をつけて

確認がとれた世帯をチェックしていきます。仕事などで参加できない

住民からは事前に報告を受けることで、取り組みに理解をしてもらいました。

その結果、全体の8割近い764世帯の安否を確認することができました。

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アンケートに回答するという行為を通してそれぞれの住民に危機意識が

芽生え、大勢の参加につながったのではないかと武田さんは考えています。

参加者が多かったことについて、武田さんは「(自分のブロックで)安否が

不明という人は2世帯くらいで、あとは全部の家に確認が取れました。

こんなに大勢に参加してもらえると思ってなくてびっくりしました」と

振り返っていました。

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訓練の後に行った炊き出しでもアンケートを実施しました。

質問したのは非常用持ち出し袋や災害用の備蓄の有無などです。

何度もアンケートを行うことで、住民に足りていない事に気づいて

もらい、いざというときの備えにつなげてほしいからです。

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武田さんは「驚きと同時に大事なことだなといっていただいたので、

これを続けていくことが大事かなと思います。1年やそこらでは

できないと思うが、3年4年かけてでもすべての方が安心安全に

生活できるような態勢まで作っていけたらと思います」と話していました。

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防災意識を高めて、安心安全なまちに変えていきたい。

住民の参加を促す小さな取り組みで、地域を変えようという試みが続きます。


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