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【京のええとこ】京都市中京区 みんなウエルカム 西新道錦会商店街
京のええとこ連れてって
石井美江(キャスター)
2023年01月06日 (金)
2023年1月6日(金)放送
※京いちにちの見逃し配信はこちらから(放送後1週間配信)
放送の内容をテキストで紹介しています。お出かけの参考にぜひご覧ください!
阪急西院駅から徒歩10分にある西新道錦会商店街。
全長100メートルほどの通りに、約60店舗が立ち並びます。
昔ながらのお肉屋さん。
地元のお客さんのニーズに合わせて商品を変えています。
商店街を一番知る方を訪ねました。
商店街会長の畑宏治(はた ひろはる)さんです。
50年近くこの町で洋服店を営み、13年前から会長をつとめています。
「高齢の方が多いですから、このおばあちゃんやったら、あそこのおばあちゃんや、というのはみんな知っていますからね。そういう意味では安心やね。そういう親しみのあるところが、この商店街の良さですよね。」と畑さんは言います。
かつて友禅染の職人の台所として栄えましたが、工場が減ったことや大型スーパーの進出により、全盛期に比べるとお店は半分ほどになってしまいました。
町ににぎわいを取り戻したいと、手作りで作った寄席。
毎月第二水曜日には落語家さんを呼んでいます。
毎回40人近くのお客さんが集まるそうです。
畑さんが日課にしていることがあります。それはお店を回り、声をかけることです。
みんなで頑張ろうと声をかけあっています。
豆腐店の三代目、土手下聖一郎(どてした せいいちろう)さんです。
会社員をやめ、5年前に店を継ぎました。
この町の人たちの温かさにひかれ、新たにお店を始めた方がいると聞き、訪ねました。
もともと玩具店だった空き店舗を改装したカフェバー。
お店を開きたい人が借り、毎日お店が変わります。
この日借りていたのが寺西修平(てらにし しゅうへい)さん。
週に2日間、喫茶店を営業しています。
寺西さんは、商店街の若い方々とイベントを企画して、町を盛り上げようと活動しています。
そこにやってきたのは、先ほどの豆腐店の土手下さん。
お昼ご飯を買いに来ました。
寺西さんの作るハヤシライス。
土手下さんは、新しいことに挑戦し続ける、若い寺西さんに刺激を受けているそうです。
「この辺でお店を出したいなっていう気持ちが、すごく強くなっちゃいました。
いろんなお店の方とか、ご近所の方とか交流が深まっているので、あまりここを離れたくないなっていうか。もうちょっと一緒に楽しくやりたいな。」と寺西さん言います。
新しく来た人も、古くからいる人もみんなで助け合う、商店街の人たちの温かみに触れた旅でした。