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令和2年7月豪雨 定点でとらえた被災地の2年s

令和2年7月に人吉・球磨地方で発生した豪雨災害では、全国から多くのカメラマンが被災地に入り現場の状況を伝えました。 カメラでとらえた映像は約40分収録できるディスクで2000本以上に上ります。これらの膨大な2年間の映像を見返し、映像に映っている場所と同じ場所に行き、同じ画角で撮影してその変化を映像化しました。カメラの機能で2年前の映像を半透明にして再生しながら、現在の風景と重ね合わせて撮影しました。そのさい、2年たっても変わらない山の稜線や木、建物、道路の白線など、ヒントになるものは何でも利用して同じ画角で撮影することにこだわりました。撮影にはワンカットを撮るだけでも1時間以上も要することもあり、苦労を強いられました。 クマガジンでは放送では伝えきれなかった事実やカメラマンの感じた思いをお伝えします。

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Fixed Point Video定点映像

  • ❶球磨村渡地区

    最も被害の大きかった地区のひとつ。
    老人ホームでは多くの方が犠牲になった。

  • ❷人吉旅館

    約90年の歴史を持つ旅館が
    2022年5月に再建、その道のりは。

  • ❸青井阿蘇神社

    築400年以上の本殿を持つ国宝。
    歴史的水害を乗り越え次世代へ。

  • ❹八代市坂本町

    坂本駅前通りに再建した一軒の金物店。
    被災後に店主が抱く思いは。

  • ❺球磨村茶屋地区

    壊滅的被害を受けた茶屋地区は、
    今後川幅拡大のため人が住めない場所に。

  • ❻球磨村球泉洞

    九州最大の鍾乳洞。
    大量の土砂が鍾乳洞内に流れ込んだ。

  • ❼球磨川下り発船場

    人吉球磨の観光の呼び物。
    豪雨から2年の2022年7月に再開を果たす。

  • ❽芦北町

    八代海に面する芦北町では大規模な土砂災害が
    あちこちで起こるなどの被害が出た。

  • ❾球磨村神瀬地区

    世帯の約4割が被災、3名が亡くなった。
    地区には“まだ多くの人が戻っていない”。

Virtual Reality  ×  Fixed Point VideoVR×定点映像

  • 熊本豪雨2年
    360度の定点映像から見える被災地

    “豪雨直後”と“いま”、人吉市と球磨村の被災地の変化を360度の定点映像で記録。市街地のスーパーマーケットや球磨川沿いのガソリン スタンドの店主の思いとは。