vol.5
久保 蘭
Ran Kubo
-一般社団法人 ママフォトグラファー協会 認定フォトマスター-
育児の悩み、笑顔に変える一瞬を
カメラのフォーカスが赤ちゃんに合わせられ、
シャッターがリズム良く切られていく。
12月、熊本市で開かれた撮影会。
カメラを構えるのは、東京の一般社団法人が認定した
「ママフォトグラファー」で、自身も息子を育てる、久保蘭。


熊本市を中心に、ママの依頼を受けて
子どもを撮影、SNSなどで発信している。


ママの苦悩
出産を機に、歯科助手を退職。
復職したかったが、そうはいかなかった。
「育児は予測不能なことの連続だった」
急に熱を出す。
ぐずって眠らない。
夜泣きがすさまじい。
数えればきりがない。とにかく目を離せない。
職場に戻っても、子どもの都合で休むと
迷惑になるかもしれない。
“仕事しながら子育て”する思いは、かないそうになかった。
育児しながら仕事を
そんなとき、見つけたのが、
「ママフォトグラファー」の養成講座だった。
撮影技術や、子どもの笑顔を引き出す
コミュニケーションスキルを身につけるもので、
資格を得て経験を積めば、講師として講座も開ける。
自宅で撮影会を開けて、子どもの都合で休みたい時も、
依頼者は同じママなので理解してもらいやすい。
3年前に受講、活動を始めた。