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カメムシ大量発生!

例年のおよそ290倍のところも、なぜ?
  • 2024年05月22日

県内では農作物に被害をもたらすカメムシが多いところで平年の290倍発生しています。
県は今月、注意報を出しました。農家の対策やカメムシが増えている理由を取材しました。

【農家の対策】


トウモロコシ農家の矢野圭介さんです。
4ヘクタールの畑で年間12万本のトウモロコシを出荷しています。


「小さな針で実を皮のうえから吸い込むんですよ。
だからカメムシの被害は皮をむいてみてからじゃないとわからない。
一粒一粒カメムシが吸っていって、1つ吸ったら違う実を吸って、また吸って吸ってと、何匹かいたらほ場は全部だめになる」

4年前カメムシが大量発生した時には、1万本のトウモロコシが被害に遭い出荷できなくなったといいます。

 


ことしはカメムシの被害はまだありませんが今後、多く発生する恐れがあり消費者への安全に配慮しつつ早めに農薬を散布しています。

「今のところはいないんですけれど、収穫期の最後の最後でどっかから飛んでくるので毎日は見ています。きれいなトウモロコシが全国に届けられるようにがんばっていきたいと思います」。
 


【カメムシなぜ増加?】

 

カメムシが多く発生する理由は何か。


 

県農業研究センター病害虫防除所の江口武志主幹に聞きました。

「元々の発生量は去年から多かったということ。
そして暖冬だったので生き残った量が非常に多く、動き出しというか眠りから覚めて活動する時期が早くこの時期としては異例の多さになったと思います」

 

越冬したカメムシの量は過去10年で2番目に多く4月に宇城市で確認された数はおよそ1万7500匹、平年の286倍になるといいます。


「4月の段階で想像を超えてくるような数が捕まっているからかなり警戒が必要です。見つかったら被害が大きくならないうちに早めに散布して農薬散布で対処していただくこと。また、夏までの間、園地を見回って、早め早めの対策をやっていただければなと思います」

 

  • 山本未来

    熊本局 記者

    山本未来

    2022年入局 警察・司法担当を経て、現在は遊軍として教育や災害などの現場を取材中。

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