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【今日も完食!グルメ旅 第27回】稲塚貴一アナが食べ歩き

伝統の技を体験!川尻伝統の和菓子
  • 2024年05月16日

稲塚貴一アナウンサーが 熊本県内各地を食べ歩き、
地域や人の魅力を紹介する「今日も完食!グルメ旅」
今回は、歴史情緒あふれる熊本市の川尻地区を訪ね、職人の技が光る「和菓子」作りを体験させていただきました。
できあがったのは、まるで本物の・・・!?

熊本市の川尻地区は中世以降、軍港や貿易の町として栄え、江戸時代には年貢米を集める拠点となりました。
当時をしのばせる米蔵も残されていて、中ではこんな体験も・・・

なんと60kg!
稲塚アナ

やっぱり米は、持ち上げるんじゃなくて、私は " 食べる専門 " でございます。

情緒あふれるたたずまいと、刃物などの伝統工芸を今に伝える川尻ですが、和菓子屋さんが街のいたるところに点在し「和菓子の名所」としても知られているんです。

そんな川尻の、老舗の和菓子屋さん6軒がタッグを組み「開懐世利 六菓匠(かわせり ろっかしょう)」という名前で さまざまな活動を行っています。


今回は 和菓子作りを体験します。
先生は北川 和喜(きたがわ・かずき)さんです。どうぞよろしくお願いいたします!

北川さんは、職人さんの中でも最年長で、この道なんと50年以上!
果物や季節のモチーフを再現する技術にすぐれ、令和4年度「現代の名工」にも選ばれました。

そんな北川さんが行う和菓子作り体験は、見た目が美しく、日本の食文化も学べると、海外の観光客にも大人気なんだそうです。

調理開始!

どんな和菓子を作るかは まだ内緒ということで、さっそく始めます。
材料は100%あんこ!色だけでなく、食感も異なる3つのあんを使います。

まずは、粘りけのある ピンク色のあんに白のあんをのせ、グラデーションを作っていきます。

北川さん

今使っている 粘りけのある あんだけですと、口どけが重たい。
それを和らげるために、小豆のあんをのせてください。

小豆あんをのせ、はみ出さないように 丁寧に包んでいきます。

稲塚アナ

包みながら口をとがらせてしまう(笑)

ここからは、和菓子独特の繊細な形を作り上げていきます。

どんな花になるのか、もうお分かりですね?

北川さん

黄色のあんを網の下からあてて、指先でぎゅ~っと押し上げてください。

黄色のあんを 網目を通して押し出すことで、花粉やめしべに似せる、昔ながらの技です。

北川さん

あまりつけすぎると、菜の花みたいになりますからね。

桜 できあがりました〜!


桜に続いては、川尻伝統の技の結晶ともいえる、ある果物の和菓子に挑戦します!

北川さん

ラインの入れ方が上手になりましたね!

ん?この色と形はもしや・・・

上半分をパウダーシュガーでお化粧し、

それを包むように、白とオレンジのあんを重ね、広げます。

できあがったのは、熊本名物の・・・?

稲塚アナ

わ~すごい、みかんがむけた!
おもしろいですね~!

北川さん

みかんは体験で作りはじめて10数年たつ。
川尻のみんなでいろいろ考えて 先人の技を伝承し、少し自分の思いを付け加えてアレンジしています。

いただきます!

自分で作った和菓子を、お抹茶といただきま~す!

舌触りが、しばらく なごりがあって 気がついたら消えていく。
豆の香りがしっかり立っていますね。
目を閉じると 満開の桜が見えてくるかのような。


和菓子の魅力を伝え、川尻を元気にしたいと始まった職人たちの活動は、ことしで35年。
ひとつの思いが支えとなってきました。

北川さん

同業・ライバルでありながら川尻を盛り上げようと、一緒になってお祭りをして 喜んでもらう、楽しんでもらうということを続けてきた。

稲塚アナ

これから先、どんな目標を描いていらっしゃいますか?

北川さん

私たちの子どもや孫たちが、後を継ぐ段階にきているんです。
「六菓匠(ろっかしょう)」という名前が、形が変わっていっても 続いていけばいいなと思っています。

世界の人たちをも魅了している 川尻の和菓子。
見た目も味も絶品!ごちそうさまでした!

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