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【今日も完食!グルメ旅 第14回】稲塚貴一アナが食べ歩き

卵たっぷり 愛情たっぷり ~ 巻きずし ~
  • 2023年12月21日

稲塚貴一アナウンサーが 熊本県内各地を食べ歩き、
地域や人の魅力に迫っていく「今日も完食!グルメ旅」
今回は「巻きずし」を紹介しますが、農産物直売所のお店で平日は120本、休日は200本以上売れるほどの大人気なんだそうです。
いったい、どんな巻きずしなんでしょうか。

ウワサの巻きずしが売られている、農産物直売所で話を聞いてみると・・・

お客さん

よく買います。
主人が大好きで「自分のお母さんの味に似てる」って、いつも言うんですよ。
おいしいです!

お客さん

ここに来たら必ず買います。
亡くなった主人が、この本田さんの巻き寿司が好きだったから、仏さんにあげようと思って。ご飯もおいしいし、具もおいしいんです。

どんな人が作っているんでしょうか?加工場を訪ねました。

迎えてくださったのは、本田 フサ子(ほんだ・ふさこ)さん。
姉の三代子(みよこ)さん、息子の康範(やすのり)さんと加工場を切り盛りしています。

フサ子さん(左)と美代子さん(右)
康範さん

人気の秘密は・・・大きな卵焼き!

フサ子さん

1つの卵焼きに、卵が9個入っています。どうぞ食べてみてください。

稲塚アナ

おいし〜い!甘い卵焼き。卵のやわらかさが伝わってくる!
では、作るところも拝見します。

フサ子さん

体験用も用意していますので

稲塚アナ

拝見だけでなく体験も?

フサ子さん

稲塚アナ用に用意してありますので、一つ焼いてみてください。

調理開始!

では、はじめます。メス!お願いします。

卵焼きのこだわりは、大きさだけではありません。
きれいな黄色を出すために、赤卵と白卵を混ぜて使います。
もともと養鶏場を営んでいたという、フサ子さんの知恵が生きています。

フサ子さん

赤卵だけでは白身が足りない。白卵は白身が多いんです。

そして、ふわふわのとろけるような味わいにするのが、塩とたっぷりの砂糖!
さらに酒を加え、舌ざわりがよくなるようにミキサーにかけます。

それを弱火でじっくりと、10分以上かけて焼いていきます。

やさしいフサ子先生の 丁寧なご指導の結果・・・

で・きるかな♩で・きるかな♩

焼けました〜!


さあ、いよいよ具を巻いていきます。

たっぷりご飯の上に、桜でんぶ、甘辛く煮た しいたけ、きゅうりに、にんじん、かんぴょうなどの具をのせていきます。

最後に卵焼きをのせて・・・

さあ、巻けたかな?

完成!これはきっと食べごたえがすごいぞ~

いただきます!

左が稲塚アナが作った巻きずしです。

フサ子さん

あんまり変わりませんよ?

稲塚アナ

それがですね、具のレイアウトが・・・フサ子さんの方がドンピシャです。

いただきます!

ハーモニーがすごい!しいたけやかんぴょうの よく染みただしの感じと、卵の甘み。
本当に昔ながらの、スタンダードな巻きずしなんですね。

フサ子さん

「母の香りがします」とお手紙や電話が来てですね。
こんなにお客さんに喜ばれているなんて、一段と頑張らなくちゃと思いました。
お客様のおかげで元気なんです。

いつも、仕込みはなんと深夜1時から。

卵が貴重だった戦後すぐ、お母さんが作ってくれた巻きずしの思い出が、フサ子さんの原点となっています。

フサ子さん

昔、子だくさんで生活も ゆとりがなかった時代に、お正月は必ずこの巻きずしを食べさせてもらっていたからですね。
何にも親孝行をしていないけれど、巻きずしの作り方だけは、頭の中に描くことができたんですね。

その母の巻きずしを、フサ子さんは卵をさらにふんだんに使って作ることで、人気商品にまで育ててきました。

フサ子さん

「何が何でも よそに負けない大きいのを」と思いまして、作り始めたんですね。

今や、1つのブランドになっている、フサ子さんの巻きずし。
その味は、息子の康範さんへと受け継がれようとしています。

康範さん

伝承中ですね。

稲塚アナ

今、山で例えると何合目くらいですか?

康範さん

7・8合目くらいですね。

稲塚アナ

頂上までもう少し。

康範さん

やっぱり店に行って「待っとった」って言われるのが一番うれしいですね。
僕の代で絶やすわけにはいかないと思います。

フサ子さん

母の思いは こうしてつながるのかなと、改めて思います。感謝です。

子どもに、おいしいものをおなかいっぱい食べさせたいという 母の思いから生まれた巻きずし。
フサ子さん、ごちそうさまでした!

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