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ことば塾「敬語②」法性アナ

尊敬語・謙譲語
  • 2023年12月20日

今回のテーマ「尊敬語」「謙譲語」

まず尊敬語、謙譲語から確認していきましょう!

尊敬語は相手を立てる。主に「相手」の行動や動作に使います。
謙譲語は自分がへりくだることで相手を立てる。主に「自分」の行動や動作に使います。

それを踏まえて問題3つ出しますので、この言葉の使い方が正しいかどうか、考えてください!第1問!

「おそろいになりましたでしょうか?」これはどうですか?

 

「お(ご)……になる」は尊敬語の形です。「おそろいになる」では「ご注文の品」を立てていることになるため不適切です。下部にある「ご注文の品は、そろいましたでしょうか」などが正しい形となります。

 

第2問!

「ご説明します」。この敬語の使い方はどうでしょうか?

 

「お(ご)・・・する」の形で謙譲語とする用法。「説明する」のは自分の行為ではありますが、その行為の向かう先、つまり説明される人を立たたせる謙譲語となるため、正しい用法です。

 第3問! 

これは・・・・・

 

乗車できないのは「相手」 なので尊敬語を使わなければなりませんが、 尊敬語は「お(ご)・・・になる」の形なので、 誤りです。正しくは「このバスはご乗車になれません」。しかし、この敬語の使い方に関しては、NHKの調査で6割ほどの人が正しい敬語と回答していることがわかっています。

同じような敬語の使い方の間違いだと・・・

 これらがありますが、一方で・・・

「ご説明できません」「ご案内できます」は正しい用法です。この違いは、 行為を行うのが「自分か」「相手か」です。

 

まず正しい用法の上段から見ていきます。「ご説明する」「ご案内する」は、 説明・案内をするのは「自分」。立てるのは「相手」です。ですので、自分の行為を下げる用法「ご・・・する(できる)」をつけ、自らがへりくだり、説明・案内を受ける相手を立てる用法が成立します。

 一方誤りである下段。「ご乗車する」「ご利用する」「ご参加する」は、立てるのは「相手」ですが、乗車・利用・参加をするのも「相手」です。そのため自分の行為に対して使う「お(ご)・・・する」の謙譲語の形は使えません。ではどう直せばいいのか・・・?

まず尊敬語の用法であれば問題なく使用できます。また「いただく」をつければ謙譲語として使用することもできます。 また「できる」を使って使いたい場合は「ご乗車はできます」であれば使用できます。丁寧さのレベルは、助詞の「は」で区切ることで落ちるということですが、「ご・・・する」用法が分断され、尊敬語として使うことができるということです。

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