熊本城周辺 城彩苑 くまモンがお出迎え
- 2023年05月12日
熊本と言えば、熊本城。熊本出身の私(筆者)にとっても、熊本城は思い出の詰まった、とても大切な場所のひとつです。
地震で大きな被害を受けた熊本城はいまも復旧工事が続いています。
今はどんな様子なのでしょうか?訪ねてみることにしました。1回目の今回は、まずは熊本城の入り口にある、城彩苑を歩いてみました。
熊本地震から7年。「熊本のシンボルはいま?」という記事にあった通り、熊本城では地震で受けた被害の復旧作業が進行中です。また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため特別公開が中止されていましたが、2021年10月から再開され、その後1年半が過ぎました。
熊本城は今どんな様子なのか?熊本出身の私は、熊本地震前に訪れて以来、ゆっくり訪れる機会がなく、気になっていました。そこで、業務で熊本を訪れた機会に、周辺を歩いてみました。
大型連休目前の4月のある日、NHK熊本放送局をスタート地点に、熊本城を目指しました。
左手に市民会館、右手には国際交流会館を見ながら、歩きます。
まず見えてきたのは、加藤清正公像。
観光客のみなさんがしきりにカメラを向けていました。
清正公像の奥に進むと、復旧作業中の石垣が見えてきました。
その石垣と川を挟んで反対側にいるので、行幸橋を渡ります。
この行幸橋から見る景色は素敵で、思わず立ち止まってしまいます。
行幸橋を渡ると「城彩苑」が見えてきました。食事やお土産、熊本城関連の展示を楽しめる観光施設です。
城彩苑の中に、入ってみます。門をくぐってすぐ、迎えてくれたくまモン。観光客がひっきりなしに、くまモンの横に立って写真撮影をしていました。
くまモンの次に目に入ったお店で販売されていた「豆乳のソフトクリーム」。看板に導かれるがままに、観光客の気分で食べてみました。優しい味でおいしくいただきました。
店を出てふと見ると右手に、熊本城をあしらった自動販売機が…!実は別の日に街でも同様の自動販売機を見かけました。熊本城への愛を感じます。
さらに進むと、くまモンをかたどった「人形焼き」が売られていました。「あんこ」、「ちょこ」、「いちご」…様々な味がある中で、「いも」味を購入してみました。味がおいしいのはさることながら、中の「いも餡」の色がきれいでした。
包み紙は、ひごまるや、熊本城おもてなし武将隊のイラストが描かれた、城彩苑限定のデザインです。捨てるのがもったいない気がしてしまいます。
私が人形焼きをいただいたのはこちらのスペース。広々としていて、ゆっくりくつろぐことができます。
城彩苑は、「小路」がおしゃれで、目で見て楽しむこともできます。外国人観光客の方が、小路の感じを気に入ったのか、こうしたアングルの写真を熱心に撮影していました。
写真(↓)の中央後方に見える階段をのぼると、熊本城を目指すことができます。
階段に近づいてみると、しゃちほこが展示されていました。その後ろには天守閣復活を祝う横断幕が。更に、しゃちほこの右側には、また熊本城のデザインの自動販売機が見られます。
熊本城に関する展示を楽しめる「わくわく座」の前には提灯が並んでいて、景色に華を添えています。
「わくわく座」は2階に大型スクリーンが設置されていて、迫力ある映像を通じて熊本城の歴史について詳しく知ることができます。
「わくわく座」の広報や館内の案内を担当している加治屋成文さんに話を聞きました。
熊本城の前に立ち寄ることでその楽しさが2倍、3倍になると言います。
加治屋さん
熊本城に行く前に震災直後の様子やおすすめの歩き方などをしっかり学んでほしいです。
今、何も知らないまま行くと、きれいに整えられていく様子が見えると思いますが、「きれいになったね」という感想だけで終わってほしくないんです。
熊本城が震災前の状態に戻るためにはまだ30年ほどかかります。どんどん変わっていく姿を10年、20年、30年と歴史の1ページをぜひ見続けてほしいです。
帰り際に、小さな熊本城が目に入りました。熊本地震が起きた2016年に、熊本城の復興を願って制作されたそうです。石垣よりも下の部分には「ガンバレ」といったメッセージの寄せ書きが見られました。
「わくわく座」を出ると、このような通路に出ました。ここから直接、熊本城を目指すこともできます。この通路は景色も良く、気持ちよく歩けます。
この場所から見る城彩苑もまた素敵です。
花と新緑と「熊本城」ののぼりの組み合わせが素敵でつい撮ってしまいます。
この階段をのぼった先の話は、続編で、お伝えします!