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ことば塾「姑息」法性アナ

約7割が間違えている!?
  • 2023年05月17日

今回のテーマ「姑息」

本来の意味は・・・

 

「一時しのぎ」「その場しのぎ」です。 ただ、文化庁の調査によると、約7割が「ひきょう」という間違った意味で捉えていることがわかっています。

 本来の使い方だと「雨漏りしたので、今夜は屋根にブルーシートを貼ってしのごう。姑息な手段だがやむを得ない」となります。決して「卑怯」のように悪い意味だけで使う言葉ではないんです。ちなみに、夏目漱石は、著書の中で「その日その日を姑息に送っているような気がして」とも記しています。

姑息は、なぜ「一時しのぎ」という意味?

 

 姑は「しばらくの間」、息は「息をつく」「休息」の意味があります。

雨漏りを解決するためには、屋根の「修理」が必要ですが、その根本的の解決策を「しばらくの間休息して」ブルーシートを貼ることで、その難局を逃れました。 こういったことから、姑息は「一時しのぎ」という意味になるんです。 

なぜ「卑怯」という誤った解釈が生まれた?

理由として考えられるのは、「姑息な手段(その場しのぎの手段)でごまかす」など、良くない場面で用いられることが多いということが一つ。さらに、生意気なことを意味する「小癪(こしゃく)」と音が似ていていることも要因の一つではないかと言われています。

このコーナーでは、ことばに関する疑問や質問をお待ちしています。
NHK熊本のHPやFAX(096-311-5376)などでお寄せください。

  • 法性亮太

    熊本局・アナウンサー

    法性亮太

    野球歴15年

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