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NHK熊本WEB特集 クマガジン

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知っていますか!?あなたの地域の災害リスク

  • 2023年03月08日

防災をもっと身近に

災害が発生したとき、いつ、誰と、どこに、どう逃げるのかを決めていますか?命を守るためには、早めの避難と日頃からの十分な備えが大切です。今回は、先日参加させていただいた「やつしろ防災フェスタ2022」の様子やNHK熊本の防災・減災につながる取り組みをご紹介します!

NHKでは「災害から命と暮らしを守る」というテーマのもと、
災害に備えるための情報を発信しています。

地震や津波、台風などの自然災害について、
「これだけは知っておきたい」という情報をセレクトして掲載している「災害列島 命を守る情報サイト」や、
取材チームが、国・都道府県・市区町村から収集した災害リスクデータを、
全国どこからでも確認できる地図を、期間限定で掲載している「全国ハザードマップ」といった、
ウェブサイトもぜひご覧ください!

NHK熊本放送局でも、地域の皆さんが防災について考えるきっかけを作ることができるように
防災に関する情報をお伝えしています。
今年度は、地域の防災訓練・防災イベントにも参加させていただきました。

「やつしろ防災フェスタ2022」

2023年2月、八代市お祭りでんでん館で行われた「やつしろ防災フェスタ2022」もその1つ。
市民の防災意識や地域防災力の向上を目的に行われました。

3年ぶりの開催ということでしたが、穏やかな気候で青空も広がり、
親子連れや、多くの方に、さまざまな体験コーナーや展示に触れていただきました。

当日は、八代市の災害リスクについての防災セミナーや自衛隊・消防車両の乗車体験等、
防災を身近に感じてもらうためのプログラムが満載!
その様子を一部ご紹介します。

消防車両の乗車体験
救命処置を体験する子どもたち
濃煙体験
水圧体感ドア体験

筆者も水圧体感ドア体験をしたことがありますが、
ひざ丈程度の高さであっても、浸水したときのドアを開けることはできませんでした。
いち早く避難することの大切さを実感します。

他には、長期保存可能・調理不要な非常食や持ち運びができる非常用トイレ、
災害時にも大活躍するアウトドア用品など、さまざまな防災グッズの展示も!

長期保存可能・調理不要な非常食

「備える」といっても、まずは何から用意すればいいの…?と感じる方も多いと思います。
今回の防災フェスタのように、災害時に必要な備えを実際に見たり、体験したりすることで、
防災に対する意識が変わるきっかけになるのではないでしょうか。

みんなで防災について考えよう

さまざまな体験や展示がある中、NHK熊本放送局もブースを運営させていただきました!

タブレット端末を通して、1mの浸水をイメージした様子を見ていただく「AR浸水体験」では、
お子さまを中心に、多くの方に体験していただきました。

腰の高さまで、浸水した様子を見た方からは、
「1mは思っているよりもずっと深いんですね」というご感想をいただきました。

タブレット端末をかざして浸水時のイメージを見ている様子

また、熊本地震が発生した2016年の熊本城の様子と、
その5年後、2021年の様子を360度カメラで撮影した映像をご覧いただける「熊本城復興VR」や、

「熊本城復興VR」で見ることができる映像

2020年7月豪雨によって甚大な被害を受けた直後の人吉市の様子と、
その2年後の2022年7月に、全く同じ場所の様子を360度カメラで撮影した映像をご覧いただける「人吉球磨豪雨VR」も好評でした。

「人吉球磨豪雨VR」で見ることができる人吉市中心部の豪雨被害の映像
VRゴーグルを使って360度カメラで撮影した映像を見ている様子

さらに、八代市と協力して作成した、
地域の身近な場所の浸水リスクがわかる「実感!ハザードマップ」ポスターも展示しました。
防災・減災についての意識を高めていただければ幸いです!

八代市と作成した「実感!ハザードマップ」ポスター

NHK熊本放送局では、今回参加した「やつしろ防災フェスタ2022」の他にも、
地域の防災・減災につながる活動に取り組んでいます。

NHK熊本公式ホームページでも、関連情報をまとめていて、
「クマロク!」で放送している「体感!防災教室」の動画や
避難に向けた行動を整理するための「マイ・タイムライン」などをご覧いただけます。

八代市はもちろん、県内の各自治体と作成した「実感!ハザードマップ」ポスターも掲載していますので、ぜひこちらからアクセスしてみてください。

「やつしろ防災フェスタ2022」にご来場いただいた皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました!
 

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