飛行機好きの親子です 稲塚 貴一アナウンサー
- 2023年02月06日

連続テレビ小説「舞いあがれ!」、ご覧になっていますか。
主人公の舞ちゃんは、もう今後パイロットにはならないのだろうかと
気になっている稲塚でございます。
空港に入り浸った少年時代
さて、航空ファンの稲塚、マニア歴は少年時代にさかのぼります。
小学生の頃から、休みの日には熊本空港で飛行機を眺めるのが大好きでした。
当時東区にあった自宅から自転車で坂を上り、2時間近くかけて空港へ。
滑走路の北側にある、飛行機見物にちょうどいい砂利道に一日中いたのです。
ときにはお弁当をもって、またあるときは昔の管制塔下にあった食堂でお昼を食べ、
日没の頃まで飽きずに眺めていました。
熊本空港に青い大手航空会社の訓練所があったのはご存知でしょうか。
当時、国産旅客機YS-11などの訓練機がタッチアンドゴーを繰り返していました。
それに、昔は747とかトライスターとか727とか個性的な機体も飛んでましたね。
小学生の息子も飛行機好きに
当然の流れと申しましょうか、
このブログに時々登場する例の小学生の息子も飛行機好きになりました。
とりわけハイテク旅客機のボーイング787がお気に入りの様子。
冬休みのある日、787がやってくる時刻を調べ、車で連れて行ってくれとねだります。
うーむ、そうか、あの坂を自転車で往来する気力まではないか。
思い出の砂利道には、いつの間にか駐車スペースなどが整備されていました。
寒くて私はもう帰りたくなりましたが、息子は寒さも気にせず待ち構えます。
やがて、阿蘇外輪山の手前を旋回する787独特の赤い点滅と機影が見えました。

親子で眺める飛行機は格別!
近くで787の着陸を見たのは初めてで、やっぱり787はカッコいいと大喜び。
小型の旅客機が目立つ昨今ですが、787はやや大きくて迫力がありました。
そして、最近また少し背が伸びた息子の姿に昔の自分を重ね合わせ、
なんだかうれしいようなくすぐったいような気持ちになったのでした。
その後数機の発着を見送り、満足した息子とともに暗くなった家路をたどりました。
建設中の熊本空港新ターミナルも完成間近ですね。
国際線も近々戻ってくるかもしれない、そんな雰囲気です。
飛行機は見るのもいいけれど、乗るのも親子そろって大好き。
子どもと旅ができるうちにあちこちに出かけるのが楽しみです。