肥後狂句(ひごきょうく)とは、熊本で昔から親しまれてきたもの。
紙とえんぴつがあれば、とくべつなものはいらない「ことばのあそび」なんだ。
はじめて聞いたキミにも、きっと大人タジタジの面白い作品ができるはず。
さぁ、この手引きをよく読んで、さっそくやってみよう!
「笠(かさ)」とよばれる“お題”が出されるよ。
その「笠」につづくことばを考えて、だれがいい作品を作るかをきそいます。
「笠」につづくのは、12音にするのが決まりなんだ。
しかも、7音+5音のリズムにするのがいっぱんてき。
そのとき、「きゃ」「きゅ」「きょ」などは1音としてかぞえるし、
小さい「っ」は1つの音としてかぞえるのがポイントだよ。
川柳(せんりゅう)や俳句(はいく)と、ちょっと似ているね。
みぢかな、みのまわりのことを、ふだん使っていることばで書いてみよう。
熊本弁を入れるとふんいきが出るから、ぜひトライしてみて!
たいせつなのは、ユーモア。
ふだんのくらしの中から、思わずクスッと笑えるシーンを切り取ろう。
だれかをキズつけたり、いやな気分にさせたりしないのもマナーだよ。
それじゃ、さっそく、ノートにあれこれ書いてみよう!
おうちの人にみてもらって、アドバイスをもらうのもいいね。
キミならではの、たのしい作品をつくってみよう!