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答申第64号

平成19年10月11日
NHK情報公開・個人情報保護審議委員会の諮問第73号に対する意見

1. 再検討の求めに至る経緯
 

 視聴者から「UHF波の放送電波による周辺住民への電波障害に関する事例と対策についての資料」について、開示の求めがあった。これに対しNHKは、これまでのところ視聴者からNHKのUHF電波による電波障害による苦情は寄せられていないことから当該資料を保有しておらず、開示することができないと回答した。これに対し視聴者から、「UHF電波による電波障害(EMC)については、放送大学の開設時にそうした障害が出たと聞いているとの回答が総務省からあった。放送大学では電波障害は出たが、NHKでは出ないということはありえない。」などとして再検討の求めがあった。


2. NHKの見解の要旨
   日本国内での電波の取り扱いについては、他の無線システムへの混信や機器障害等を起こさないよう、その運用の詳細が電波法令で規定されている。NHKのUHF放送も電波法令に基づいて厳格に運用しており、電波障害を起こした事例はない。また、新しい放送局が開局した場合など、放送受信のために設置しているブースターの設定によっては、まれにブースター内部で混信(ブースター混信)を起こす場合がある。地上デジタル放送はUHF波による放送であり、開局時に一部でブースター混信が発生している事例があるが、その対策はNHKではなく、デジタル放送の普及を推進する国が電波産業会を通じて行っている。これらのことから、NHKのUHF波による電波障害は発生しておらず、NHKは、その事例と対策についての文書を保有していない。
 なお、EMC(電磁両立性:Electromagnetic Compatibility)とは、ノイズを出しやすい電子機器やノイズの影響を受けやすい機器の機能向上に向けた取り組みであり、放送電波による電波障害ではない。

3. 審議委員会の判断
   NHKは、UHF波による周辺住民への電波障害に関する事例と対策についての文書を保有していないと認められる。よってNHKが、開示および再検討の求めに該当する文書を保有せず不開示としたことは妥当である。

4. 審議の経過
 
平成19年
 5月24日
 (第84回審議委員会)  第73号諮問、審議
 
 6月28日
 (第86回審議委員会)  審議
 
 7月12日
 (第87回審議委員会)  審議
 
 7月30日
 (第88回審議委員会)  審議
 
 9月14日
 (第89回審議委員会)  審議
 
 9月26日
 (第90回審議委員会)  審議
 
10月11日
 (第91回審議委員会)  審議、答申

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