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情報公開の実施状況

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答申第504号

平成27年3月26日
NHK情報公開・個人情報保護審議委員会の諮問第521号に対する意見

1. 再検討の求めに至る経緯
 

 視聴者より、財務諸表の退職給付債務に関する記載内容に関して、「① 20年度〜23年度の正しい退職給付債務、退職給付引当金の金額 ② 20年度〜23年度発生分の未認識数理計算上の差異の変更に至った経緯・内容(年金資産の期待運用収益と実際の運用成果との差異等) ③ 24年度決算書で23年度分の金額を修正せずに公表した考え方 ④ 15年度〜19年度の各決算時の未認識数理計算上の差異額の残高」について開示の求めがあった。
 NHKは、開示の求めの文書のうち、④は開示したが、①、②および③については、いずれも文書が存在しないため開示することができないとした。
 これに対して、視聴者から再検討の求めがあった。


2. NHKの見解の要旨
 

 再検討の求めの文書はいずれも存在せず開示することができない。

 なお、NHKでは、数理計算上の差異のうち年金資産の期待運用収益と実際の運用成果との差異等については発生年度末に認識しており、数理計算に用いた見積数値と実績との差異については発生年度の翌年度に発生年度分を認識しているが、いずれも発生年度の翌年度より16年間で費用処理をしている。

3. 審議委員会の判断
 

 再検討の求めの文書はいずれも存在しないと認められ、不開示としたNHKの取り扱いは妥当である。


4. 審議の経過
 
平成27年  3月26日 (第213回審議委員会) 第521号諮問、審議、答申

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