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答申第372号

平成26年3月12日
NHK情報公開・個人情報保護審議委員会の諮問第386号に対する意見

1. 再検討の求めに至る経緯
 

 視聴者より、「退職給付に関して ①期待運用収益率3.8%の判断根拠が分かる内部資料 ②平成15年度〜平成23年度の未認識数理計算上の差異の発生原因を具体的に記述した内部資料 ③年金資産の運用方針に関して記載のある内部文書 ④退職金制度全体(確定給付金制度から確定拠出制度への移行割合、確定給付の労使拠出割合等)の設計内容が分かる内部文書」について開示の求めがあった。
 NHKは、開示の求めの文書のうち④は開示したが、①はNHK情報公開規程(以下、規程)第8条1項1号および4号に、また、②と③は規程第8条1項1号に該当するため、いずれも開示することができないとした。
 これに対して、視聴者より再検討の求めがあった。


2. NHKの見解の要旨
 

 再検討の求めの文書は、いずれも規程第8条1項1号(経理に関する情報であって開示することによりNHKの事業活動に支障を及ぼすおそれがあるもの)に該当するため、開示することができない。


3. 審議委員会の判断
 

 再検討の求めの文書は、規程第8条1項1号の不開示情報に該当すると認められ、いずれも不開示としたNHKの取り扱いは妥当である。


4. 審議の経過
 
平成26年 3月12日 (第189回審議委員会) 第386号諮問、審議、答申

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