答申第356号
視聴者より、平成24年度第2四半期業務報告書に記載された24年7月世論調査と比較した24年1月実施の世論調査結果に関して、「①設問ごとの5段階評価を集計したもの(評価、評価者数) ②設問ごとの各年代別の評価、評価者数 ③調査手法(電話や留置方法、サンプル構成数(男女別、職業別、年代別等)」の開示の求めがあった。 NHKは、開示の求めの文書のうち①は開示したが、②及び③はいずれも文書が存在しないため開示することができないとした。 これに対して、視聴者から再検討の求めがあった。
再検討の求めの文書のうち、「調査手法」にかかる文書は当該視聴者にすでに提供した「層化二段無作為抽出法で抽出し訪問留置法で実施した旨の文書」であると解せられるため、これを開示することとする。「設問ごとの各年代別の評価、評価者数」は集計していないため文書が存在せず開示することができない。
再検討の求めの文書のうち、「調査手法」にかかる文書は「層化二段無作為抽出法で抽出し訪問留置法で実施した旨の文書」を開示することとしたこと、「設問ごとの各年代別の評価、評価者数」にかかる文書は存在しないため不開示としたこと、いずれのNHKの取り扱いも妥当である。