視聴者から、「私のテレビに対しNHKの送信を止めていただきたい。それが不可能ならその理由を明示した文書又は根拠を示していただきたい。」という開示の求めがあった。NHKでは、視聴者の求める理由や根拠を記載した文書は存在しないため開示することができないとしたうえで、NHKは放送法に基づき全国に電波を送信していることを説明し、放送法および受信規約を情報提供した。
これに対して、視聴者から、テレビ受像機のある全家庭に電波を送ることは放送法の規定だというが、放送法は数十年前に作った法律であり、B-CASカードにより個々のテレビに送信を停止することは可能だとは想定していなかったはずであり、これでは理由にならないとして、再検討の求めが出された。 |