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答申第102号

平成23年11月14日
NHK情報公開・個人情報保護審議委員会の諮問第113号に対する意見

1. 再検討の求めに至る経緯
 

 視聴者から、平成23年4月の「NHK倫理・行動憲章」「行動指針」改定に関して、改定箇所、改定の決裁者または決裁機関、改定でのNHK全役職員の署名の実施状況について、開示の求めがあった。NHKは、これらの求めのうち全役職員の署名の実施状況は、文書不存在のため開示することはできないとした。
 これに対して視聴者から、「署名の実施は調査していないってことですか。あるいは、改定なので、署名は求めていないって事なんですか。」などとして再検討の求めが出された。


2. NHKの見解の要旨
 

 NHKは、「NHK倫理・行動憲章」「行動指針」について改定があった場合は、その都度、一斉メール等で全役職員への周知を行っており、改定ごとに全役職員の誓約・署名を求めることはしていない。
 したがって、文書が存在しないため開示することはできない。
 なお、「NHK倫理・行動憲章」「行動指針」の誓約・署名は、1年に1度、毎年3月ごろに全役職員を対象に実施している研修が終了した時点で行っている。


3. 審議委員会の判断
 

 開示の求めに係る文書は存在しないと認められ、不開示としたNHKの取り扱いは妥当である。


4. 審議の経過
 
平成23年  9月13日 (第141回審議委員会)  第113号諮問
  10月11日 (第142回審議委員会)  審議
  11月14日 (第143回審議委員会)  審議、答申

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