【2月8日(日)放送】雁木(がんぎ) あたたか 〜新潟県 上越市〜

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新潟県上越市高田は、雁木(がんぎ)の町。
雁木は、雪よけのために家の軒を長くし、その下を通路にしたもの。総延長は16キロメートル、全国一の長さを誇ります。雁木通りに面した店や家の入り口は、ガラス張り。そのスペースに、それぞれの家の自慢のものが飾られ、町を行き交う人を楽しませます。雁木の修理を手がける大工さん。雁木の町を盛り上げようと故郷に戻ってきた若者など、雁木を大切に守り、暮らす人たちを訪ねます。

地図
アクセス

<電車>
JR信越本線「高田駅」下車

<車>
上信越自動車道・上越高田ICから県道198号線で約10分
もしくは、北陸自動車道・上越ICから、上新バイパスを経由し約15分

再放送予定

2月9日(月) 午前11:05
2月14日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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冬、大雪に見舞われる新潟県上越市高田。「雁木」(がんぎ)と呼ばれる家の軒先から張り出したひさしが並びます。雁木の下は個人の所有地ですが、誰でも自由に行き交えます。雪の日でもぬれずに歩くことができ、生活道路として使われてきました。雁木通りは、総延長16キロメートルと全国一の長さを誇ります。雁木の下では、昔ながらの商店や、作業をする職人の姿などをガラス戸越しに見ることができます。

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江戸時代の初めごろから作られてきたと言われる雁木。その裏には、雁木を守る人たちの姿があります。高田で40年大工として働いてきた上野正信さんは、この日、長年のつきあいのある飲食店の雁木を修理しました。重く湿った雪が降る高田では、年月を重ねるうちに雁木が傷んでしまうことも。もともとある雁木をできるだけ生かしながら修理するのが上野さんのやり方。そこには、高田の雁木を守り継ぐことへの誇りがありました。

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雁木通りに立つ、古めかしい洋風の建物。そこは、日本で一番古いといわれる映画館、「高田世界館」です。館長を務めるのは、高田で生まれ育った上野迪音(みちなり)さん。映画が下火となり一時閉館していましたが、1年前に上野さんが地元の有志と映画上映を再開させました。大学時代を関東で過ごしていた上野さん。「高田にもう一度にぎわいを」と地元に戻り、奔走する毎日です。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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