【1月25日(日)放送】白きたからもの 〜茨城県 稲敷市〜

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霞ヶ浦の南部に面した茨城県稲敷市。
豊かな水に恵まれたこの地域で栽培されているのが、れんこん。冬、凍りつくような水に胸までつかり、かき分けながら、れんこんを掘り出していく様子は、まるで宝探し。日本一の産地である霞ヶ浦周辺の中でも、浮島地区のれんこんは、ひときわ白くて甘く、「浮島れんこん」と呼ばれ評判です。れんこん栽培の名人や、新たに受け継ごうという若者など、れんこんを愛する人たちを訪ねる旅です。

地図
アクセス

<電車>
JR常磐線土浦駅からJRバス関東・江戸崎行き(土浦線)に乗り換え、江戸崎駅(バス停)下車。そこから、タクシーで20分。
または、JR成田線佐原駅からタクシーで20分。

<車>
首都圏中央連絡自動車道「稲敷IC」より車で30分。
または、東関東自動車道「大栄IC」より車で30分。

再放送予定

1月26日(月) 午前11:05
1月31日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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霞ヶ浦に面した稲敷市は、豊かな土壌と水に恵まれ、古くから米作りが盛んでした。
しかし、減反政策が進められ、米に代わって奨励されたのが、れんこんです。田んぼの土を深く掘り下げて、やわらかい土壌を作り、肥料も工夫するなど苦労を重ねました。冬、浮島地区では、れんこんの収穫が最盛期。浮島のれんこんは、白く甘みがあると、評判です。地区の半分を占める広さのれんこん畑では、およそ70軒の農家が、収穫にいそしむ姿が見られます。

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浮島地区で最年少のれんこん農家・宮本翔太さん(22歳)は、1年ほど前かられんこん作りにチャレンジしています。祖父が始めたれんこん農家を継ぐためです。「一人前になるには10年かかる」というれんこん作り。氷点下の気温の中、日々、祖父の技術を習得しようと奮闘しています。「日本一のれんこんを作る」という祖父の夢は、今、翔太さんの夢になっています。

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地元のお母さんたちの集まりを「ゆさんこ」と言います。いわゆる女子会です。並ぶのは、れんこん料理。名人の根本とし子さんは、もともとれんこん農家で、今は料理を生きがいとして、地元の人たちにれんこん料理をふるまっています。レパートリーは、20種類ほどもあり、日々新たな料理が生まれています。根本さんの一番のおすすめは、れんこんを甘辛く煮込んだ、「丸煮」です。

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