はじまりの路地 〜東京 新宿ゴールデン街〜

NHKオンデマンド
写真

大都会新宿の真ん中に、戦後から時間が止まったように残る、新宿ゴールデン街。
2階建ての木造に6畳ほどの小さい飲食店が270軒ほど。夜の帳(とばり)がおりると、色とりどりのネオンが細い路地を照らします。かつては、大勢の人々が店の2階に暮らし、日中には通りから子どもたちの声が響いていました。人情あふれる街の面影を求めて、今も街に暮らし続ける人、街で再び店を始める女性など、路地に「小さな故郷」を見出し生きる人々を訪ねます。

地図
アクセス

<電車>

新宿駅東口から新宿区役所方面に徒歩10分ほど
新宿3丁目駅からは花園神社方面に徒歩5分ほど

<車>
靖国通り、花園神社そば

再放送予定

4月21日(月) 午前11:05
4月26日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

写真

海外のガイドブックにも紹介される、ゴールデン街。昨今では、外国人旅行者が大勢訪れ、東京の観光地の1つとしても知られています。時間をとどめたような懐かしい街並みは、外国人にも人気が高く、肩を寄せ合う店の小ささも魅力になっています。
ロス・アンゼルスの大学では、建築学、歴史学などのさまざまな視点からも研究が行われ、街が刻んできた文化的な側面も注目を集めています。

写真

朝6時、客が引きあげ静かになった街には、ほうきを掃く音が聞こえてきます。
掃除をするのは、かつて街で店を営んでいた女性です。店を辞めてからも恩返しをしたいと通い続けています。掃き掃除から水まきまで休みなく2時間。汗が滴ります。
また、朝まで働いていた店主たちに声をかけて体調を気遣う姿には、ゴールデン街に受け継がれる人情を感じることができます。

写真

朝9時。氷の配達がはじまります。新宿で50年、3代続く氷屋です。1貫、4キロ弱の氷を、店主の帰った店の冷凍庫まで運んでいます。あずかった店の鍵には万が一落としてしまった時でも悪用されないために、名前を書いていません。鍵の形だけでどの店かを一瞬で判別していきます。キャリア10年、信頼も厚く、街になくてはならない存在です。氷をさっそうと配達する姿は、日中のゴールデン街でおなじみの風景です。

小さな旅 コブック
ダウンロードコブックの作り方

※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

忘れられないわたしの旅「小さな旅」バックナンバー
携帯サイト