【4月6日(日)放送】歓声は ふたたび 〜東京都 国立競技場〜

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東京新宿区の国立競技場。
昭和39年の東京オリンピックは、戦後復興をとげた姿を世界に示し、スポーツの祭典に日本中が熱狂しました。今、2020年のオリンピック開催が決まり、新競技場建設のため、夏に解体される予定です。数々の名勝負を生み、人々の思いが詰まった舞台。芝生を世界に誇れるまでに育てたグラウンドキーパー、競技場の中の水泳教室、スタジアムに隣接する団地の暮らしなど、国立に夢を重ねてきた人々を訪ねます。

地図
アクセス

<電車>

東京から:
JR総武線・各駅停車「千駄ヶ谷」駅下車→徒歩5分
都営大江戸線「国立競技場」駅下車→徒歩1分

<車>
首都高速4号線「外苑出口」出てすぐ
※専用の駐車場はありませんのでご注意ください

再放送予定

4月 7日(月) 午前11:05
4月12日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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中央に広がる総天然芝のグラウンドは、1958年の完成以来、何人もの「グラウンドキーパー」の手で整備されてきました。90年に水はけを良くするために芝の下に砂床をつくり、冬でも青々と茂るようにと夏芝と冬芝の“二毛作”を開始。以来、冬場の「サッカー天皇杯」や「ラグビー日本選手権」の決勝戦は、緑一面に広がる芝の上で行われてきました。93年のJリーグ発足とともに、その技術は全国へと広がりました。

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競技場のスタンドの下にあるプールで行われてきた「霞ヶ丘水泳教室」は、東京五輪の翌年から始まりました。当時はまだ、民間の水泳教室が少なかった時代です。子ども向けの教室も開かれ、一般女性の部には、40年以上通い続けるベテランスイマーもいます。ことし3月末に、水泳教室は終わりましたが、近郊のプールで有志のコーチたちの手で、教室が続けられています。

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競技場の南側に歓声をいつも耳にしてきた団地、都営「霞ヶ丘アパート」。周辺の開発と共に建てられ、今は160世帯が暮らしています。その一角で今も営業を続ける「外苑マーケット」があります。昔と変わらず営業しているのは青果店だけとなりました。肉屋や魚屋がなくなりましたが、この青果店が代わりに商品を仕入れ、販売しています。団地に暮らす井上さん夫妻が、いまも昔と変わらず、団地の人々の生活を支えています。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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