【9月15日(日) 放送】空と海 悠々と 〜北海道 天売島〜

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北海道の北部、日本海に浮かぶ周囲12キロの小さな島・天売島。
「海鳥の楽園」と呼ばれ、島の断崖には春から夏にかけて、オロロン鳥など100万羽の鳥たちが渡ってきます。崖を巧みに利用して子育てを行う海鳥。その傍らでは、漁師たちが小舟を操りウニ漁にいそしんでいます。この故郷の風景に魅せられ、幼い頃から鳥の観察を続けている観光ガイド。島の空き家で共同生活をしながら海鳥の調査を続ける学生たち。鳥とともに生きる人々を訪ねる旅です。

アクセス

東京から:
<飛行機>
羽田空港 → 新千歳空港(約1時間30分)
<電車>
JR「新千歳空港駅」→「滝川駅」(スーパーカムイ 約50分)
<バス>
高速るもい号「滝川」→「留萌」(約1時間15分)→航路連絡バス「留萌」→「羽幌」(約1時間25分)
<フェリー・高速船>
羽幌港→天売港(約1時間20分)


旭川から:
<電車>
JR「旭川駅」→「深川駅」(スーパーカムイ 約20分)→ 留萌本線「深川駅」→「留萌駅」(約1時間)
<バス>
航路連絡バス「留萌」→「羽幌」(約1時間25分)
<フェリー・高速船>
羽幌港 → 天売港(約1時間20分)

再放送予定

9月19日(木) 午前11:05
9月21日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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天売島は火山活動によって生まれた周囲わずか12キロの小さな島です。島の西側には高さ200メートル近くの険しい断崖が6キロに渡って連なり、多くの海鳥が集まる繁殖地として国の天然記念物にも指定されています。一方、なだらかな島の東側には355人が漁業を中心に暮らす小さな集落があります。寄り添うように暮らす鳥と人、島を囲む日本海の豊かな恵みがそれぞれを支えています。

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風雨に侵食されて出来た荒々しい断崖は、外敵を寄せつけないため、海鳥にとって安心して子育てが出来る隠れがとなります。天売島が世界最大の繁殖地として知られ、80万羽が暮らすウトウや、日本ではこの島でしか見ることが出来ないウミガラス、鮮やかな赤い足を持つケイマフリなど、多くの海鳥が、崖のくぼみや岩の隙間など断崖の地形を巧みに利用して暮らしています。

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6月下旬から9月上旬にかけて、島ではウニ漁が解禁されます。豊かに茂る昆布を食べて育った甘みの強いウニは、道内各地や東北などに出荷されています。ウニの漁場は海鳥の暮らす断崖の近く。漁師たちは足で巧みに船を操りながら、「はさみ」と呼ばれる長さ10メートルほどの爪のついた棒で1つずつウニをつかみあげていきます。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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