【7月28日(日)放送】青き海のなか 〜鹿児島県 奄美大島〜

NHKオンデマンド
写真
地図

九州・鹿児島から南へ380キロ、サンゴ礁に囲まれた奄美大島。
海中にはおよそ300種類のサンゴ、そして1000種類の魚が群れ泳ぎます。この海で伝統的に行われているのが潜水による漁です。素もぐりでハタやブダイの仲間を突く漁師、さらには、潜りの漁師たちが協力し、集団で魚の群れを網に追い込む「追い込み漁」。勇壮な漁の模様を水中映像も交え描きます。エメラルドグリーンの海が輝く夏、豊かな海の恵みとともに暮らす人々に出会う旅です。

アクセス

<飛行機>
※東京から:
羽田空港(直行便)→奄美空港(約2時間)毎日1便
大阪や福岡、鹿児島、沖縄などで飛行機を乗り継いで、島に入ることも可能です。

<船>
※東京から:
有明埠頭(フェリー)→名瀬港(約40時間)
運航は毎日ではないため、フェリー会社に確認の必要があります。
また、大阪(約25時間)や鹿児島(約11時間)、沖縄(約13時間)からもフェリーが出ています。

<島内の移動>
奄美大島での交通手段は車のみとなります。
バスやタクシーはありますが、本数や台数が少ないこともあり、レンタカーの利用が便利です。

<島内の所要時間>
奄美空港 → 奄美市名瀬(島の中心部) 約1時間
奄美空港 → 瀬戸内町(せとうちちょう) 約2時間
奄美空港 → 宇検村(うけんそん) 約2時間

再放送予定

8月1日(木) 午前11:05
8月3日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

写真

奄美大島の周りは、サンゴ礁の複雑な地形が多く、巻き網や底引きなど、網を使うことが困難です。そのため、古くから潜りによる漁が営まれてきました。多くの漁師たちは、ひとり、素もぐりで魚を狙います。息を止めて潜水を行う、限られた時間で魚をしとめるには、経験と技術が必要です。狙うのは、地元で「イラブチ」と呼ぶブダイの仲間や、ハタの仲間など。サンゴの海で繰り広げられる魚との真剣勝負です。

写真

1年の平均気温は20度を超える奄美大島。島の周りは、サンゴ礁の海です。日の光が十分に入る浅瀬には、エダサンゴの群落が広がるなど、およそ300種類のサンゴが見られます。サンゴは、生き物の住みかとなって、多くの命を育みます。奄美の海で生きる魚は1000種類を超えます。奄美は、全国でも有数のダイビングの名所にもなっています。

写真

奄美には、沖縄・糸満の漁師が明治時代に伝えた漁があります。「追い込み漁」です。まとまった水揚げを得ようと、普段はひとりで漁や農業などをしている人たちが、一緒に潜り集団で魚の群れを網に追います。漁は、チームワークが鍵を握ります。水中では、互いの目を見て確認しながら、網を設置し、そして魚の動きを予測しながら逃げ道をふさぎ追い込みます。青き海に生きる男たちの絆が輝く、伝統の漁です。

小さな旅 コブック
ダウンロードコブックの作り方

※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

忘れられないわたしの旅「小さな旅」バックナンバー
携帯サイト