【6月23日(日)放送】港町 心あたたか 〜宮城県 塩釜市〜

NHKオンデマンド
写真
地図

江戸の頃、伊達(だて)藩の保護を受け港町として栄えた宮城県塩釜市。
今、日本有数のマグロの水揚げを誇ります。競りの威勢のいい声に包まれる魚市場。震災で被害を受けながら父のマグロ専門店を守る女性。塩釜でつかの間の休息をとる漁師を受け入れてきた旅館。震災の被害も残る塩釜で、市場に寄せる思いにふれる旅です。

アクセス

<電車>
仙台駅から:JR仙石線「仙台駅」→「東塩釜駅」→徒歩(約15分)

<車>
仙台市内から:国道45線を北へ(約20キロ)→塩釜市北浜→塩釜水産物仲卸市場(約35分)
※塩釜仲卸市場に駐車場はあります。

再放送予定

6月27日(木) 午前11:05
6月29日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

写真

宮城県のほぼ中央に位置する塩釜市。多くの人が漁業や水産加工業に関わりながら暮らしています。沖合には、大小260の島々からなる松島が浮かびます。東日本大震災では、この島々が防波堤となったといわれています。それでも、3メートルの津波が押し寄せました。塩釜の地名は、釜で海水を煮る塩作りに由来します。今、この地名の由来にもなった、塩作りは、地元の商店や水産加工の人たちが共同で行い守られています。

写真

塩釜市は、生のマグロが年間7000トンも水揚げされる日本有数の港です。夜明け前に水揚げが行われ、早朝の魚市場には数多くのマグロが並べられます。
そして、競りの前にマグロの目利きに精通した塩釜の仲買人によって「下付け」と呼ばれる品定めが行われます。腹や尾から、鮮度がいいか、脂がのっているかを見極めます。7時半、競りが始まると市場は一気に活気づき、競りのかけ声が響き渡ります。

写真

戦後まもなくにできた仲卸市場。塩釜港のほど近くに昭和41年、移転しました。
1500坪の敷地に、146の鮮魚店などがひしめきあっています。月曜日から土曜日まで、毎朝3時から営業。料亭の板前さんや地元の人、観光客などでにぎわいます。マグロの専門店は40以上。ほかにも、三陸沖でとれる旬の魚。アジやサンマの加工品や松島湾産の海苔(のり)やワカメが並ぶ店があります。

小さな旅 コブック
ダウンロードコブックの作り方

※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

忘れられないわたしの旅「小さな旅」バックナンバー
携帯サイト