【5月26日(日)放送】“超特急”のふるさと 〜山口県 周南地区〜

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瀬戸内海に面した山口県周南地区。
JRの駅につながる巨大な車両工場を中心に、新幹線の先頭ボディから、内装、ちょうつがいに至るまであらゆる部品を作る工場が集まっています。大正時代からの歴史がある鉄道の町には、ミリ単位の仕事をする職人たちのいる工場や、町を支え続ける工業高校があります。そして400の工場にお弁当を届ける店では、はし袋に客からのメッセージが寄せられます。瀬戸内の澄み渡る景色の中、鉄道を支える誇りに触れる旅です。

アクセス

<電車>
JR山陽新幹線「徳山」駅→JR山陽本線「下松」駅で下車

<車>
山陽自動車道「徳山東IC」→国道2号線→下松市内、光市内

再放送予定

5月30日(木) 午前11:05
6月 1日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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瀬戸内海に面した海岸沿いに、大正時代からつづく鉄道製造の工場があります。広さ52万平方メートルの巨大な工場では、蒸気機関車D51や初代新幹線など、時代を代表する名車を生み出してきました。工場では今でも、E5系東北新幹線など、日本中の最先端の車両が製造されています。構内には通勤電車を出荷するための専用の線路や、新幹線を船で送るための港があり、完成した車両は日本全国へと輸送されます。

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この町が工業都市として開発されはじめた大正10年に創立したのが下松工業高等学校です。当時、農村だったこの町で技術者を育てようとつくられました。以来、学校では職人を志す若者たちが実践的な技術を学びにきています。週2時間の実習の授業では、車両工場であらゆる鉄道の部品を手がけていた元技術者が若者たちを指導し、ものづくりの心を受け継いでいます。

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昭和28年からつづく、町のお弁当屋さん。もともと食堂として開業しましたが、新幹線開通を間近に控えた昭和30年代後半に、周辺の工場からお弁当の注文が増えたことからお弁当屋になりました。今では1日におよそ2500食のお弁当を工場に届けています。お昼の時間に間に合わせるため、厨房(ちゅうぼう)は朝4時から大忙しです。メニューは野菜をふんだんに使った「日替わり弁当」と、若い人にたっぷり食べてもらうための「スマイル弁当」。職人たちの体調を気遣ったお弁当は、店頭でも購入することができます。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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