【1月20日(日)放送】 手に 思いつなぐ 栃木県 小山市

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栃木県南部の小山市。
東京から東北新幹線でおよそ40分。江戸時代から日光街道が通り、交通の要衝として栄えてきました。町には、伝統を受け継ぐ職人たちがいます。渡良瀬遊水地では、ヨシ刈りや、よしずを編み続ける職人。酒蔵では、日光連山の水でこだわりの日本酒を醸す夫婦。さらに、組みひも、間々田ひもを継いだ若き3代目。時を重ねて育まれてきた伝統に触れる旅です。

アクセス

<電車>
東京駅から JR東北新幹線→小山駅下車(約40分)
新宿駅から 湘南新宿ライン(JR東北本線)→小山駅下車
(およそ1時間)

<車>
東北自動車道→佐野藤岡IC→国道50号線→小山市(東京から約2時間)

再放送予定

1月24日(木) 午前11:05
1月26日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

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小山市南部に広がる渡良瀬遊水地。群馬、埼玉、栃木にまたがる3300ヘクタールのおよそ半分がヨシ原です。池貝孝雄さんは、家族と、12月から3月にかけて、よしずや屋根の材料になるヨシ刈りを行っています。ヨシは、自宅の工房で、両親の正一さんたちがよしずに加工します。大正から昭和にかけて、一大産地となったよしず編みですが、小山市では池貝さんの家族だけ。故郷の文化を守っていこうと営みを続けています。

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小山市は、江戸から明治にかけ、山々からの豊かな水を生かした酒造りが盛んになり、現在も5軒の酒蔵が残ります。明治初期から続く酒蔵では、豊かな香りの吟醸酒造りに打ち込むご夫婦がいます。こうじの温度や水分量を0.1の違いで記録し続け、どう管理すれば理想のこうじができるのかを追い求める夫。米やこうじを発酵させる酵母をみずから培養し、夫を助ける妻。理想の酒造りを目指し、追求し続ける夫婦の物語です。

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大正時代、東京で組みひもの技法を学んだ職人が、間々田地区で始めた間々田ひも。草木染めの風合いと柔らかな手触りが特徴で、帯締めや羽織ひもに用いられます。現在、継いでいるのが、3代目の渡邉靖久さん。いとこの石田久美子さんと、大正時代からの道具を使い、手作業でひもを組んでいます。間々田ひもの模様はおよそ40種類。祖父から父へと受け継がれてきた技を習得しようという、若き職人と出会います。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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