6月30日(日) アンコール放送 ぬくもり たなびいて 〜茨城県 大子町蛇穴〜

NHKオンデマンド
写真
地図

茨城県北西部に位置する大子町。
大小30もの集落が点在する八溝山のふもと、一番奥が蛇穴(じゃけち)です。
山を切り開いた畑を耕し、薪(まき)を使う暮らしが営まれています。人々は作物を分かちあい、暮らしています。
山あいの里で、お互いに支え合う人々に出会う旅。

アクセス

<電車>
JR常磐線「水戸駅」→JR水郡線「常陸大子駅」下車
       →茨城交通バス(蛇穴行き)(41分)

<車>
首都高速道路→三郷IC→常磐自動車道→那珂IC
       →国道118号線→大子町(60分)
              →八溝方面(40分)

再放送予定

7月 7日(土) 午前 5:15
7月12日(木) 午前11:05
<アンコール放送>
7月4日(木) 午前11:05
7月6日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

茨城県北西部、栃木と福島と3つの県境に連なる八溝山地。その最高峰が、標高1022メートルの八溝山です。8つの深い谷が刻まれ、八方に沢が流れることから、八溝の名がついたと言われています。梅雨、太平洋からの湿った風が山で冷やされ、霧が立ちこめます。この霧と深い関係にあるのが、この地域特産で、400年の歴史を持つ奥久慈茶です。霧によって日ざしが遮られ、また気温が低く雨が多い気候から、葉肉が厚くなり、香りと味が深い茶葉が育つといわれています。

茨城県北西部にある八溝山。そのふもとの集落、大子町蛇穴。
山から大蛇が現れ、大きな穴が出来たと言い伝えられています。蛇穴では、17戸の家が寄り添うように暮らしています。人々は、山を切り開いた畑で、自家用の作物を育てて暮らしてきました。収穫は、互いに手を貸し合い、採れたものは互いに譲り合います。
まるで家族のように、支え合う暮らしです。

蛇穴では、多くの家が薪を使って生活をしています。暖をとったり、ご飯を炊いたり、煮物を作ったり。一人暮らしの鈴木久枝さん(81歳)も、毎日、薪ストーブに火を入れます。煙が出ているか、近所の人たちは気にかけ、声をかけてくれるそうです。 久枝さんの薪置き場には、5年前に亡くなった夫、進さんが積み重ねた薪が、15,000本以上もあります。久恵さんが何年も困る事がないように、進さんが入院する直前まで集めていたものです。その薪を、1本1本大切に使っています。

小さな旅 コブック
ダウンロードコブックの作り方

※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

忘れられないわたしの旅「小さな旅」バックナンバー
携帯サイト