5月13日(日) 放送 シリーズ歳月の旅路第1回 願(ねがい)にて〜新潟県 佐渡市〜

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放送開始30年を迎え、ふるさとの歳月をテーマにお伝えするシリーズ第1回。
平成4年から4年間、旅人だった加賀美幸子が、新潟県佐渡市の小さな集落、
「願(ねがい)」を再訪する。
4月、天然のワカメ漁が最盛期を迎える願は、人々が待ちわびた春を迎える。
支えあい、暮らす人々に出会う旅。

アクセス

新潟駅→新潟港 車で約10分

新潟港→両津港
カーフェリー   約2時間30分
ジェットフォイル 約1時間 5分

両津港→新潟県道45号線(約1時間)→佐渡市願

※新潟空港から佐渡空港まで約25分の飛行機も運航しています。

再放送予定

5月 17日(木) 午前11:05
5月 19日(土) 午前 5:15

旅の見どころ

佐渡北西の海岸線、50キロに及ぶ外海府海岸。その中で最も北に位置するのが、願の海です。
19戸、44人が暮らす願集落。7人の漁師がいます。 “願”という集落の名前の由来は、磯へ小舟をこぎ出すという意味で使われる“ねぶ”という言葉からきています。春はワカメやアラメ、夏はサザエやモズク、秋から冬にかけてはアワビやギンバソウなど、一年中、漁が行われます。

願に春を告げるワカメ漁。毎年3月末から5月まで行われます。出漁できる時間は、昔から決まっていて、朝7時。とり過ぎないように、互いに守ってきました。港では、漁師たちがにぎやかに話しながら、その時を待ちます。刈ったワカメは、すぐに水で洗い、その日のうちに天日干しします。加勢するのは、願の女性たち。誰に頼まれたわけではなく、昔から自然と手伝ってきました。願のワカメは、厳しい冬を越え、集落の人たちが心踊る春の恵みなのです。

夕日に照らされた大野亀です。高さ167メートルの一枚岩で、海と風をつかさどる神として信仰を集めてきました。横風が防がれるため、大野亀のふもとの海は、ワカメ漁に良い漁場となります。6月には、願や近くの集落の人たち総出で苗植えをした黄色いトビシマカンゾウの花が咲き誇り、多くの観光客でにぎわいます。夕暮れ時、大野亀方向に沈む夕日を見るのが、願の人たちのささやかな喜びです。

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※掲載情報は、放送当時のものです。情報が変わっている場合がありますが、ご了承ください。

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