みんなの湯 いつまでも ~石川県 山中温泉~
石川県南部の山中温泉は1300年の歴史をもつ温泉地。「総湯」と呼ばれる公衆浴場には一番風呂を待ちわびる人々が夜明け前から集まり、語らいの場となっています。温泉の隣にあるのは芸妓の劇場。最盛期に200人いた芸妓は現在5人になりましたが、「山中節」を歌い継ぐ最古参の芸妓に出会いました。温泉地の名産は山中漆器。木を削って器を作る人間国宝の技が光ります。豊かに湧き出る湯とそこに集う人々の暮らしを訪ねます。
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静寂の里に光ほほえみ ~長野県 戸隠~(選)
一面の雪景色。長野県北部の長野市戸隠地区は、特別豪雪地帯に指定されています。人々は厳しい雪の間、耐えながら生活を送ります。雪の下でもしなやかに自生する竹を使い、古くから生活に溶け込む品々を生み出す冬の手仕事・竹細工。2000年余りの歴史を持つという戸隠神社で、春の太陽を待つ祈り。冬のわずかな晴れ間から差しこむ光が照らしだす山々と、一面の銀世界の絶景。春を待ちながら生きる雪国の暮らしを訪ねます。
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ワールドカップがやって来る ~埼玉県 熊谷市~
ラグビータウンと呼ばれる埼玉県熊谷市。今秋初めて日本で開催されるワールドカップの会場に選ばれました。街中にW杯のポスターが貼られ歓迎ムード一色に包まれる熊谷。ラグビー愛にあふれたコロッケを作る精肉店の店主。年をとってもラグビーを続けるシニアチーム。ラガーマンだった亡き夫の思いを継いでW杯の通訳ガイドに応募した女性。ラグビーの街・熊谷を愛し、W杯を心待ちにする中高年たちの物語です。
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大地の恵み あるがままに ~栃木県 那須町~
栃木県の北東部に位置する那須町。那須連山の主峰・茶臼岳の中腹には、飛鳥時代から続く那須湯本温泉があります。二度の火災を乗り越え、燃え残った日記から先祖の思いを受け継ぐ家族経営の温泉宿を訪ねました。麓で篠(しの)竹を刈っていたのは「篠ざる」を作る女性。栃木県の伝統工芸品です。牧場では、冬でも一日中外で牛が放牧されていました。牛たちとのびのび暮らす酪農家に出会います。大地の恵みと共にある暮らしです。
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