闘牛の里 強くやさしく ~岩手県 久慈市~
岩手県久慈市の山あいにある山形町は、古くから牛の飼育や生産が盛んな地域です。東北で唯一、闘牛が育てられ、角を激しく突き合わせる闘牛大会が毎年夏に開かれています。“横綱”の牛を大切に育ててきた家族や、牛をあやつり、大会を盛り上げる男たちなど、地域の人々の輪が生まれます。しかし、なぜか、この地区の「闘牛」は引き分けで終わらせるのがルール。牛と寄り添う文化を大切にする人々を訪ねます。
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曲がりの川 きらめく ~愛媛県 肱川~
愛媛県の南西部を103キロに渡って流れる肱川(ひじかわ)。肘を曲げたように蛇行している姿からその名が付いたとも言われています。中流の大洲市では、古くから川に人が集い、川の恵みを受けて暮らしが営まれてきました。江戸時代から続く、河原で芋煮鍋を囲む「いもたき」。ふるさとに活気を取り戻したいと、伝統の鵜飼いの世界に飛び込んだ若い鵜匠。晩夏から初秋にかけて、川に集い川とともに生きる人々に出会う旅です。
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願い満つる夏 ~新潟県 粟島~
日本海に浮かぶ新潟県粟島は約360人が暮らす漁業と観光の島です。島の至る所で目にするのは、小さな鳥居やほこら。荒海に囲まれた厳しい環境の中、漁の神様や風の神様など、さまざまな神仏が信仰されてきました。庭にまつる守り神様に祈り続ける女性。母乳の神様を通じて、出産や育児への不安をなくす母親。かつてあがめられていた馬と触れ合うことで、不登校から立ち直った少年。祈りに支えられてきた島を訪ねます。
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