もう一度 火の島で ~鹿児島県 口永良部島~
屋久島の北西にある鹿児島県の口永良部島。去年5月、島の中心部にある新岳が噴火、島民は7ヶ月間避難生活を余儀なくされました。再び島に戻った島の住民はいま、残してきた牛で子牛の生産を再開、恵み分かち合う島ならではの暮らしやつながりもよみがえろうとしています。噴火で傷ついた子どもたちの心に、自然豊かでにぎわいある島本来の姿を取り戻したいと、復興に向けて動き始めた大人たち。火山の島の今を見つめます。
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選集 いつもの店で
それぞれの街にその街ならではの店があります。大手町のビジネス街には50年近く続く喫茶店。今も昔もビジネスマンたちの心のオアシスになっています。茨城県の鹿島臨海工業地帯からは、工場労働者などが通い詰める食料品店。一番人気は大きなおにぎり。店の前のベンチでおにぎりを頬張る人の姿が。横浜市野毛の飲み屋街には、終戦直後から続く居酒屋さん。3代にわたって通う人もいるほどです。街と人が織りなす物語をつづります。
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匠(たくみ)の心 息づく街で ~岐阜県 高山市~
岐阜県北部にある高山市。「飛騨の小京都」とも呼ばれ、美しい町並みで知られています。豊かな森に囲まれ、良質の木材を産出してきた高山は、伝統の技を受け継いだ木工業が盛ん。特に家具作りでは国内有数の産地で、家具職人を志す若者たちが全国から集まります。「一位一刀彫」と呼ばれる伝統的な木彫も行われ、4月に行われる高山祭には木彫を施した山車が出て、大いに盛り上げます。木の恵みとともに生きる人たちに出会う旅です。
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路地 心つないで ~東京 月島界わい~
再開発が進み、高層マンションが立ち並ぶ東京・月島界わい。今ではもんじゃ焼きの街として全国的に知られていますが、裏通りに入ると、昔ながらのたたずまいの街並みを見ることが出来ます。伝統の技を受け継ぐ鍛冶職人は、こだわりの道具作りに精を出し、長屋が連なる路地では、古くからの住人と新たに移り住んだ若者たちとの、気の置けない付き合いが続きます。変わりゆく街に、変わらぬ人のぬくもりを訪ねる旅です。
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水湧き 育む ~東京 調布市~
東京のベッドタウン・調布市。緑豊かなこの街には27の湧き水があり、今もその恵みを受けています。東京で二番目に古い名刹・深大寺は「水の寺」とも呼ばれ、境内には4か所の湧き水があり、この水を使った仏事も行われます。調布には東京では珍しい農業高校の農場があり、湧き水を生かしたワサビの栽培やニジマスの養殖が行われ、豊かな自然を生かした部活動も行われています。湧き水の恵みとともに暮らす人たちに出会う旅です。
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