2018年05月13日 (日)

玉藻きらめく海原と ~千葉県 鴨川市~

chibamain.jpg太平洋に面した千葉県鴨川市。この港町の春の風物詩は、住民総出の「ひじき刈り」。黒潮の波にもまれて育つひじきは、江戸時代から房州の名品として珍重されてきました。一方、地元の水族館の飼育員も春の到来を喜ぶ一人です。春は、鴨川沖の潮が変わるため、定置網に珍しい魚がかかる機会が増える季節。漁船に乗り、お目当ての魚を捕まえては水族館に運び込みます。黒潮が運ぶ春の恵みを享受する、鴨川の人々の暮らしを訪ねます。


今回の放送内容

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鴨川市の西部に位置する小湊地区は、市内で一番多いひじきの水揚げ量を誇ります。収穫は住民みんなで行う習わし。干潮を迎える時刻に、総勢200人もの住民が磯に集結します。中学生から年配者まで、刈る人、運ぶ人、作業を手分けしての総力戦です。最高齢の参加者、82歳の齋藤静江さんも、春のひじき刈りを心待ちにしていました。「ひじき刈りは一番の春。桜の花見よりいいよ!」と語る静江さん。今年のひじきの育ち具合に笑顔がはじけます。


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市内の神社・天津神明宮で、毎月1日に開かれる「おついたち市」。境内には、鴨川の山の幸、海の幸、手作りの工芸品などを並べた露店およそ30軒が連なります。それぞれの店主は、退職を機に市内に移住して野菜作りに励む夫婦や、夏みかんを育てる元小学校の先生などさまざま。7年前に「住民同士が笑顔で語らう場を作りたい」という宮司夫妻の思いで始まった縁日。今では、店主とのおしゃべりを楽しみに、多くのお客さんが集まるようになりました。


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水族館にも、春の到来を心待ちにする人がいました。ベテラン飼育員の大澤彰久さんです。大澤さんは20年前から、春になると定置網漁船に乗せてもらい、展示用の魚を採らせてもらっています。春の鴨川沖は、深海から表層に潮が湧き上がり、いろいろな種類の魚が網にかかるためです。今回も、触れ合いコーナーで子ども達に人気のホシエイや、体長1mを超えるマンボウなどを捕獲できました。地元猟師さんの協力を得て、港町の水族館がにぎわいます。


旅人・山本哲也アナウンサーより

kamogawayamamoto.jpg岩場の潮が引いて姿を現した一面のヒジキ畑、1メートルを超えるヒジキがしなだれるようにぎっしり岸を埋めます。とにかく圧巻。ヒジキ刈り最高齢、御歳82の齋藤静江さん、「海を見ると元気が出る」と自分の庭を跳ねるように岩場を歩きます。小湊の春の恵みに、日焼けしたしわいっぱいの顔をほころばせる姿、海に生きてきた誇りを見た気がしました。小湊のヒジキは太くて腰が強く、美味です。


鴨川市へのアクセス

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〈電車〉
JR外房線特急わかしお号「東京」駅→「安房鴨川」駅(1時間50分)

〈車〉
館山自動車道「君津」ICから房総スカイライン・鴨川有料道路経由(約1時間10分)


問い合わせ先

▼鴨川市の観光全般について
 鴨川市役所 商工観光課 04-7093-7837

投稿時間:08:24


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