2018年02月04日 (日)

真白に輝く われらの街 ~埼玉県 入間市~

irumamain.jpg埼玉県入間市のジョンソンタウン。ハウスと呼ばれる白い平屋の屋根が立ち並ぶこの住宅地は、かつて米軍基地で働くアメリカの人たちのために作られました。基地返還後、再開発が進み、ここには自由なライフスタイルにあこがれる人たちが集まるようになりました。ハウスを好きに改築し、思い思いの店や音楽スタジオにする人たちや、塀のない家々の間で缶蹴りをするこどもたち。自由で楽しい生き方を求める人々に出会う旅です。


 今回の放送内容

iruma1.jpg

入間市駅から15分ほど歩くと、白い平屋の家が並ぶアメリカ風の住宅街が現れます。この地域に米軍基地があった1950年代に、兵士と家族を住まわせるために建てられた住宅です。一時は荒れ果てていましたが、16年前から再整備が進められ、住宅と店舗が共存する独特の雰囲気を持つ街になりました。今では、およそ130世帯が暮らし、年間30万人のお客が訪れます。


irumaita2.jpgジョンソンタウンの住宅は、賃貸でありながら好きなように室内を改装できるのが特徴。自由な発想の人々が、自由に暮らしています。シンガーソングライターの笹倉慎介さんは、室内をまるごとレコーディングスタジオに改装しました。日常の空間で、周りの音を自然に取り込みながら音楽を奏でています。4年前に移住した岩下潤さんは、ここへ来てから日曜大工に熱中するようになりました。最近は、自宅のみならずご近所のお店の内装を手がけるまでに。住人自らの手で、街の風景が作り上げられていきます。


iruma3.jpgのサムネイル画像

車がほとんど通らず、家々の間に塀がないため、ジョンソンタウンは子どもたちにとって自由に遊べる広い庭のようなもの。幼稚園から小学校高学年まで、みんなで一緒に遊びます。小学6年生の町田ななこちゃんは一番年上のおねえちゃん。ここへ引っ越す前はにいつもお母さんについて歩く甘えたさんでした。今では、小さい子たちの面倒をみられるまでに成長し、思いやりの気持ちも育ってきたとお母さんは感じています。


旅人・山田敦子アナウンサーより

irumayamada.jpg

ジョンソンタウンは不思議な街。旧米軍住宅を中心に白い平屋が並び、街角にはおしゃれな店や外車、週末にはたくさんの観光客。十数年前に再開発されたそこは、まるでアメリカ村。しかし一歩踏み込むと、そこには住民同士の助け合い、お裾分け、路地を駆け回る子ども達、その見守り。開放的で濃い、近所づきあいが生まれていました。「和魂洋才」とはこのことでしょうか?アメリカンな人々が星条旗を飾りポップな暮らしをしている特別な街、という先入観が、緑を渡ってくる風に吹かれて、心地よく消えていきました。


ジョンソンタウンへのアクセス

irumap.jpg

〈電車〉
西武池袋線「池袋」駅→「入間市」駅(約40分)→徒歩約15分

〈車〉
首都圏中央連絡自動車道「入間」ICから約10分


問い合わせ先

▼ジョンソンタウンについて
ジョンソンタウン管理事務所 04-2962-4450

投稿時間:08:24


カテゴリー

新着記事

ブログ内検索

 

カレンダー

2020年03月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

バックナンバー


RSS

page top