2018年01月28日 (日)

明治の面影 湯けむりに ~愛媛県 松山市~

dougomain.jpg愛媛県の松山市は、文豪・夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台や、明治の俳人・正岡子規のふるさととして知られます。「坊っちゃん」に登場するというだんご屋さんや道後温泉のおもてなしなど、当時の風情は、町のそこかしこに息づいています。街を歩くと目にするのは、五七五の文字が流れる電光掲示板や俳句ポスト。介護タクシーの運転手をしながら、日々の気持ちを俳句で表現する男性など、文学の息吹残る街で人々に出会います。


今回の放送内容

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明治27年に建設された松山のシンボル道後温泉本館。小説には“住田の温泉”として登場します。坊っちゃんが泳ぎ回っていたという湯船の壁には「坊っちゃん 泳ぐべからず」の木札が。坊っちゃんは今も松山の人たちにとって大切な存在です。温泉近くにある明治16年創業の和菓子屋さんは、小説に出てくるお店のモデルといわれています。当時のだんごを再現したという、坊っちゃんが食べたものと同じだんごが売られています。


dougo2.jpg道後温泉本館では、お茶とお菓子のおもてなしを受けることができます。天目台に乗せられるお茶。お湯は炭火で沸かされていて、明治の風情を今に伝えています。「ようおいでたなもし~」伊予の言葉でお客さんを案内するのは形山ゆかりさん。こだわりはお茶を出すタイミングです。湯上がりにすぐのどを潤せるよう、頃合いを見計らいます。「大切にひきつがれて来たおもてなし。これからも続けて行きます」坊っちゃんも愛したおもてなしがきょうもお客さんを癒やします。


dougo3.jpgのサムネイル画像正岡子規を生んだ松山は、俳句の街としても知られています。俳句の電光掲示板に、誰でも俳句を投かんできる俳句ポスト…町のいたるところに俳句があふれ、小学校の授業にも俳句が取り入れられています。俳句好きが夜な夜な集まる居酒屋では、常連客がお互いを俳号で呼び合っていました。夜市こと松田洋一さんもその一人。仕事の合間に公園などで四季に触れ合いながら句をしたためます。「俳句は自分が生きたあかし」と語る松田さん。きょうも五七五に思いを込めます。


旅人・山田敦子アナウンサーより

dougoyamada.jpg「旅先で俳句を作ろう!」この番組の旅人になった時、決心しました。でも、半年と続きませんでした。何故ダメだったのか、その理由が俳都・松山への旅で分かった気がします。市内の俳句バーの常連さんが「とにかく大量に作って大量に捨てていくの」と教えてくれました。そのお店ではたくさんのお客さんが気取らないおしゃべりを楽しんでいました。その中でさらっと句が生まれます。そうだ、気負わずにしゃべるように作り捨てればいいんだ、体の中にリズムができるまで。私は気負い過ぎていたんだ。と悟ったところでロケ終了。さて、この悟りをこの先の旅に生かすことができるでしょうか??


道後温泉へのアクセス

matuyamap.jpg〈電車〉
松山市駅から伊予鉄道市内線で約20分
〈車〉
松山空港から空港リムジンバスで約40分


問い合わせ先

▼道後温泉について
 松山市道後温泉事務所 089-921-5141

投稿時間:08:24


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