2017年06月11日 (日)

緑の里 息吹あふれて ~福島県 只見町~

tadamimain.jpg福島県の西端にある只見町は、面積のほとんどが森林。その多くを占めるのがブナをはじめとする広葉樹の森です。山が作りだす雄大な自然を一目見ようと、春の町には多くの観光客が訪れます。土地の人々は古くから山菜を採ったり、雪解け水を田んぼの水や生活用水として使ったりと、森がもたらす恵みを受け、共に生活してきました。人々にとって誇りとも言える森。長い間守り抜き、共に生きようとする、人々の暮らしを訪ねます。


今回の放送内容

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只見町は福島県の西端にある町。面積の9割を山々が占め、約4500人が暮らしています。冬場の累積降雪量は13mを超すという日本屈指の豪雪地ですが、長い冬に終わりを告げ、里に春の知らせを告げるものがあります。「ブナの峰走り」です。樹木の中でも最も芽吹きが早いブナの木は、雪どけと共に芽吹き、麓から頂に向かって山を彩ります。淡い緑に包まれる森には、辺り一面に山野草が咲き誇り、動物たちも活動を始めます。命輝く喜びの春の到来です。


tadami2.jpgのサムネイル画像春の山がもたらす恵みと言えば山菜。タラノメやゼンマイなど、様々な種類の山菜が旬を迎えます。雪深い只見町では、栄養豊かな雪解け水が美味しい山菜を育みます。地元農家の馬場幸人さんは、山菜採りが毎日の日課。農作業前に、集落の共有林まで分け入って山菜を探します。馬場さんは山菜を全て採り尽くさず、来年も採れるよう何本か残したり、採った山菜を近所のお年寄りにおすそ分けしたりと、山と共存する暮らしを送っています。


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町の中心部にある一軒の古本屋。蔵書数は140万冊にのぼり、個人が経営する古書店としては日本でも最大規模を誇ります。懐かしの本から、絶版になったマンガや雑誌まで、あらゆる本に出会えるこの店。営むのはこの地で生まれ育った吉津耕一さんです。吉津さんは、本をお金で買い取るのではなく、所有する只見の森と交換しています。故郷の森が、人の手が入らず荒れていくのを見て、それをくい止めたいと21年前から始めました。今では3万人以上が森のオーナーとなっています。


旅人・山田敦子アナウンサーより

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郡山から車で3時間。川と線路に沿って進む車窓は新緑に包まれ、次々に現れるアーチ型の鉄橋は「停めて!写真撮りたい!」と叫びたくなる美しさ。やがて残雪輝く峰々が目の前に広がり、見とれているうちに只見に着きました。コゴミ、ウコギ、シオデ…町の方達が採ってくる山菜をご馳走になり、だいぶ名前も覚えました。地元では「じゅうねん」という穀物を、ドレッシングに、和え衣にと盛んに使います。黒く小さく丸い粒、独特の香ばしさ。なんだろう?と不思議でしたが、道の駅で疑問解消。「えごま」のことだったんですね。豊かな自然あふれる、只見の町でした。


只見へのアクセス

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<電車>
上越新幹線「上野」駅→「越後湯沢」または「浦佐」駅でJR上越線に乗り換え→「小出」駅でJR只見線に乗り換え→「只見」(約3時間40分)

<車>
東北自動車道「白河」ICから約2時間 または「西那須野塩原」ICから約2時間半


 問い合わせ先

▼山菜やボート観光について
只見町観光まちづくり協会 0241-82-5250

投稿時間:08:24


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