2016年12月11日 (日)

黄金色に照らされて ~愛知県 稲沢市~

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愛知県西部、稲沢市祖父江町(そぶえちょう)。晩秋、1万本のいちょうが色づき、まちは黄色に染まります。冬の北風を防ぐ防風林として古くから植えられてきたいちょうの木々。その恵み、ぎんなんの出荷量は全国でも有数です。「おいしいぎんなんを届けたい」と粒が大きく、味が濃いものを選んで出荷するのは90歳を迎えるベテラン農家。父から受け継いだ木を大切に守り、絆を深める夫婦。いちょうと共に生きる人々に出会う旅です。


今回の放送内容

sobue1.jpg11月下旬、1万本を超えるいちょうが黄金色に色づく稲沢市祖父江町。美しい黄葉を楽しもうと、毎年、20万人近い観光客が訪れます。町の人たちが、いちょうを植えるようになったのは300年ほど前。冬の強い季節風から家を守り、寒さに耐えるためでした。そのため、祖父江のいちょうは、家の敷地に生えているのが特徴です。都会で見ることができるいちょうの並木道とは違った魅力を感じることができます。


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この町には、畑でいちょうの実(ぎんなん)を収穫する農家がたくさんいます。全国でも指折りの出荷量を誇る祖父江のぎんなんは、粒が大きく、うまみが詰まっていると、各地の高級料亭でも引っ張りだこです。今回、訪ねたのは、まもなく90歳を迎えるベテランのぎんなん農家、石垣実さん。おいしいぎんなんを届けたいと、収穫や実の選別の作業に励んでいます。そんな石垣さんの元気の秘けつは「毎日ぎんなんを食べること」だそうです。


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先祖から受け継いだ畑で、ぎんなんの収穫をしていたのは光田二郎さんと貞子さん夫婦です。結婚して45年、いつもふたりで力を合わせてきました。光田さん夫婦には大切にしている木があります。二郎さんの父親が植えた樹齢70年のいちょうです。今では畑でもっとも多くの実をつけるまでに育った大木が心の支えになっているといいます。祖父江では、町の人々をいちょうがやさしく見守っています。


 旅人・山本哲也アナウンサーより

sobue-yamamoto.jpg「この時期は町がぱあーっと明るくなるんですよ、イチョウで!」地元の方の言葉通り、本当に空も地面も黄色の世界、青い空を隠すほどの葉の茂り、なんだか町が華やいで見えます。そこで出会ったのが、人呼んで「ギンナンマン」の石垣 実さん、卒寿目前の肌つやつやのギンナン農家です。毎日、生のギンナンを3つから4つは口にする石垣さんは、苗木づくりから収穫、出荷とこだわりの数々、ギンナンマンの一端を垣間見た気がします。イチョウを育てる人、イチョウに育てられる人、力をもらう人、祖父江の町はまさにイチョウが、ギンナンが生命のもとということを実感しました。ギンナンのあの匂いはいつの間にか忘れて、こちらも明るい気分になりました。


祖父江町へのアクセス

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〈電車〉

名鉄名古屋本線「名古屋」駅→「名鉄一宮駅」で名鉄尾西線乗り換え→「山崎駅」もしくは「森上駅」で下車(約35分)

〈車〉
名古屋方面から:名古屋高速6号清須線「清須」ICより約30分
大阪方面から:名神高速「岐阜羽島」ICより約20分


問い合わせ先

▼祖父江町のいちょうやぎんなんなど全般について
祖父江町商工会 0587-97-5800

 

 

投稿時間:08:24


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